貴方の付き合う人間の中に、「感情的になりやすい人」は居ませんか?

そういう方と会話をしていると、しばしば感情論で攻撃をしかけてくる事があったかと思います。

 

「○○に違いない。こうだと言っているだろう!」

「お前みたいな若造にはまだ解らんだろう!」

こんな感じにです。

 

 

この記事では、そういう事を言ってくる人は、

  • どんな理由でそう言ってくるのか?
  • また、どう対処すればいいのか?
  • どうしてそんな事を言うのか?
  • 嫌い・うざいと感じるのは何故か?

と言った事を解説します。

 

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感情論で話す人の特徴。

まず最初は、感情論で話す人の特徴です。

 

総合的に見ますと「余裕がない」という言葉でくくる事が出来るタイプの人であるということが出来ますね。

 

自己制御が出来ていない

 

感情論になる人は、自己制御が出来ていない人である事が多々あります。

 

自分が制御できないから、ちょっとした会話の中でのカチンと来た一言に反応して、感情的になってしまう…。

簡単な原理ですね。

 

ちょっとした会話ですら相手の話を最後まで聞き届ける事が出来なかったり、あるいは、自分の考え方と違う事を認める事が出来ないとも言えますから、中々手ごわい人だといえそうです。

 

話に一貫性が無い

感情論を出す人は、話に一貫性が無い事が多いです。

 

ある時は、「書類は○○に運んでくれ」と言ったのに、ある時は、「何故××に運ばなかったんだ!」と、聞き手にとって理不尽な怒りを爆発させてきます。

 

たとえそれが、感情を爆発させている側のミスであっても、認める事が出来ません。

だから、感情的になりつつ自分のミスを相手に押し付け始めます。

 

☑Checkこういう怒り方をする理由は、自分がミスをした事に対する怒りが根源です。

 

その怒りを爆発させた際に、自分に向けるのではなくて相手に向けてストレス解消を図って来るのですから受ける側はたまったものではありません。

 

話がかみ合わない。論点がそれる。

感情論で会話をする人は、どこか話がかみ合わなかったり、論点がそれたりします。

 

 

☑Check感情論で語る人は、正しい意見を求めて会話をしているというよりも、「自分は正しいという事を認めよ」「自分の要求を受け入れよ」という意識で会話を進めてきています。

ですから、話を嚙合わせる気が元々ないのです。

 

 

そして論点より相手に打ち勝つという自分の目標の方が大事になってしまっているのです。

 

ですから、落ち着いて会話をしている側は混乱してしまいます。

相手は何を言っているのか解らないし、いくら丁寧に受け答えしても聞き入れてもらえない訳です。

 

相手の気持ちを理解する余裕が無い。

 

感情論で話す人は、相手の気持ちを理解する余裕が無い人だとも捉える事が可能です。

 

自分の事で頭がいっぱいになっています。

だからこそ理論的にモノを考える事が出来ない訳です。

 

相手はどんな思いで行動を取ったのか、落ち着いて考える事が出来ません。

 

もしかして、全体の為か、感情論で語る人のを想っての言動・行動だったかもしれませんよね?

ですが、感情論で考える人は、その感情に振り回される性質のせいで、相手の行動・言動の内側にある真意を察知する事が出来ていないのです。

 

自分本位にしか、話を進めようとしないとも言い換えられますね。

 

何かでイライラしている

 

感情論で語る人の特徴の1つに、常に何かでイライラしている。というものがあります。

 

  • 会議で無茶な仕事を言い渡された。
  • 妻に酷い事を言われた。
  • イライラしている上司に理不尽な事を言われた…。

様々な要因で人はイラつき、それが感情論を誘発します。

 

☑Checkイライラしている時は、どうでもいい事でイライラしやすくなります。

いつもなら怒れることも何もない事であるはずなのに、不思議とそれがストレスの種に見えて来る訳です。

 

 

負の連鎖とも言えますよね。

「ストレスがたまる事件が起こる」→「イライラする」→「イライラする何かが起きる」→最初へ…

というループです。

 

こういう人には近づかないというのが最善策になります。

 


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感情論をぶつけてくる人へはどう対処すべきか?

では、感情論をぶつけて来るような人へは、いったいどのように対処すれば良いのでしょうか?

 

会話をするのではなくて、「落ち着かせる」

 

まず普通な会話を進めていくために、相手を落ち着かせる事から始めるのはどうでしょうか?

 

感情論で語る人間だって、人間ですから落ち着いている時であれば理論的に・合理的に動けるはずです。

ですので、まず冷静に会話をする為にも落ち着かせることに着眼点を置いた会話をすると良いでしょう。

 

話を聞き続けるだけで勝手に相手は沈静化する

 

冷静にさせる為の一番のテクニックは、「相手の話を聞き続ける事」です。

人間は10分間怒鳴り続けたり、怒り続けたりする事は不可能です。

どんな人でも途中で疲れ果ててしまいます。

 

この疲れ果てさせる事が、圧力を抜く事になり、結果冷静さを取り戻すことに繋がる訳です。

 

具体的に見ていいきましょう。

相手に「○○だ、異論は認めない」と、感情論で高圧的に語られると、自分もイライラしてきます。

ただ、言い返してしまったら自分もまた同類の人間になってしまいます。

 

ですから、使う言葉を「うん」「なるほど」「それで」と言った言葉に絞って会話を進めます。

すると相手は話を聞いてもらえた事と、感情をまき散らせた事で気分がスッキリします。

 

そこから、ようやく会話がスタートする訳です。

 

理解はする。だが同意しない

感情論で語る人への対処の1つは、「理解はするが同意しない」というものもあります。

 

相手の言い分は理解はします。

ですが、同意し認めるとなるとめちゃくちゃな結果になりかねない…なんて事も考えられますから、あくまで理解をするにとどめる訳なんです。

 

理解するという言い回しは、「ノー」ではありませんよね?そして、「同意する」でもないですよね?

なので、相手をはじき返さずに、さらには意見を受け入れる事が出来る絶妙なニュアンスが、この「理解する」にはある訳なのです。

 

 

度が過ぎる相手は、まともに相手にしない

 

もし自分も感情的になりそうになったなら、もしくは、相手が感情論を押し込む事が多く自制が効かない人物だと解ったのなら、いっその事付き合わない。事も視野に入れると良いでしょう。

 

人間関係を築くと言う事は、相手と繋がり合って生きていくという事です。

そして、生きていくという事と人間関係は、切っても切り離すことが出来ないものです。

 

その人間関係の基礎スキルが、感情論で語る人には不足している訳です。

もし、度が過ぎていると感じるのなら、その人と付き合い続ける事はないです。

 

それよりも新しい事にエネルギーを注いだ方が、よっぽど身の為になっている事でしょう。

 

第三者を挟み込む

 

落ち着いた、公平な第三者は会話のしやすさを助長してくれます。

 

第三者は感情論で爆発している人物を、外側から「まぁまぁ」と落ち着かせてくれます。

 

相手が感情論で話している時は、こちらも感情的になってきます。

1対1の会話は当事者同士の会話ではそれも多発するでしょう。

 

ですので、会話に冷静さが失われる可能性が高まっていきます。

 

 

 

落ち着いた第三者を挟む事は、落ち着いた会話をするうえでもいいアイデアと言えます。

 

自分も感情的になっていないか気を付ける

 

ミイラ取りがミイラになるなんて、ことわざがあります。

 

相手が感情論なら、自分も感情論になるなんてことは普通におこる事なのです。

 

子供のケンカでもを同じことが言えます。

ケンカをしている子供は、最初とりとめもない小さなことから喧嘩を始めてしまい。

最後はどちらかが泣くまで叩きあってしまいます。

そしてこれは、内容は違えども、大人の世界でも起こりえる事です。

 

妻や旦那、上司や同僚からの配慮無い一言に感情を乱されて、自分も感情的になった言動・行動を取ってしまう訳です。

ですが、これはしょうがない事。

 

大切なのは、自分が冷静さを欠いてしまっている事に気づく事ではないでしょうか?

そして、やられて嫌だと思った事を他人にばら撒いてしまう事を止める事ではないでしょうか?

 


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そもそも感情論は良いものなのか?悪い物なのか?

ここまで感情論を語ってきましたが、そもそも感情論というのは悪いものなのか?いい物なのか?についても論じていきます。

 

僕は、この感情論に善悪付けるのはやめた方がいいと考えます。

感情は人間特有のモノで、本能的なものですから、出るのは仕方がないと考えます。

 

ただ、理論で会話する方が正確な答えを導き出しやすいですし、結果を出すまでの道筋を明確に理論的に叩き出せますから、僕は理論的な方が良いと考えます。

 

ですので、「感情論が悪い!」と一刀両断せずに理解して受け止め、理論的に考える方へと話をシフトしていくようにすると良いでしょう。

人間は感情の動物です。

 

どんな人間でも怒れるときは、怒れます。

 

感情論も尊重しつつ、理論的に話すことへ話を進める。

そうしてはいかがでしょう?

 

感情論を「うざい」「嫌い」と感じるのは何故か?

 

人間は、理解されたい生き物であり、認められたい生き物です。

そして、気持ちいい空間の方を好む生き物であり、嫌な空間を嫌う生き物です。

 

さて、感情論で語る人はどんな精神状態なのでしょうか?

 

恐らくは、

  • 心に余裕が無い。
  • 何かでイライラしている。
  • 相手への配慮に欠けている。

こんな精神状態ではないでしょうか?

 

こんな状態から会話をしてくるわけですから、嫌な雰囲気を相手めがけて送るような事をしているような感じになります。

当然そんなもの受け止めたくありませんよね。

まるで、他人の不快な感情をおすそ分けされているような気分にさせられます…。

 

☑Check不快な感情を押し付けられる事こそ「嫌い」「うざい」と感じさせる要因ではないか?と、僕は考えています。

 

 

どうせ相手に送るなら、「楽しい」「嬉しい」と思えるものを送ったほうが良いです。

丁寧なあいさつでも、おすそ分けのチョコでも、その手のものなら人に喜ばれます。

 


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まとめ

感情論で語る人の特徴は、

  • 自己制御が出来ていない。
  • 話に一貫性が無い。
  • 話がかみ合わない。論点がそれる。
  • 相手の気持ちを理解する余裕が無い。
  • 何かでイライラしている

という特徴がある。

 

そして、感情論で語る人への対処法は

  • 会話をするのではなくて、「落ち着かせる」
  • 理解はする。だが同意しない
  • まともに相手にしない
  • 第三者を挟み込む
  • 自分も感情的になっていないか気を付ける

ですね。

 

人間は感情の生き物ですから、誰しも感情的になります。

ですが、長期的な人間関係の構築を考えるなら感情論に流されない努力も大事になりますね。

 

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