感情をコントロールするのは容易ではありませんが、工夫次第で簡単に出来るようになります。

 

  • 「また、感情任せに怒鳴ってしまった…」
  • 「感情に振り回され、今日もなんだか不幸な1日を過ごしたなぁ…」

となっている人へ、どのように感情をコントろーするればいいのか?

その方法を探っていきたいと思います。

 

即・感情のコントロールをする方法

感情のコントロールが効かない事に気づく事から始める

実は簡単に、感情というものをコントロールすることができます。

やり方は実に簡単で、”自分が怒っているということを自分で実況する”のです。

何か怒りの感情が湧いてきた時に、 「まーた感情が勝手にあばれてるなぁ…」と自分で自分を実況してしまえばいいと言う事です。

この方法を2回3回と使うと、最終的に怒りの感情が心を支配する余地が限りなく0に近づいていきます。

客観視できると落ち着けるという体験は、自分もしてきたのでこれは間違いありません。

 

これは別名、「メタ認知」と言います。

wikipediaに良い感じの解説がありますね。

現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力を言う。 自分の認知行動を正しく知る上で必要な心理的能力。

引用元:wikipedia:メタ認知より

冷静に、客観的に物事を測る事が出来るようになる考えこそがこのメタ認知です。

第三者だったらできたであろう考察や、冷静な分析を行えるようになるのが良い所です。

 

怒れたときに無鉄砲に相手を傷つけてしまう事を防ぐ事が出来ます。

焦っている時に不意に変な行動を取ってしまう事を防げます。

 

メタ認知は、感情に振り回されていた時にやりがちな、ミスや失態を防げるのですから、有難い考えですね。

 

感情を乱す要因を消去する

感情をコントロールする事は大事ですが、それより感情を乱す要因を削除していくとよりコントロールしやすくなります。

 

疲れを解消する

感情が乱れる1つの要因は、”疲れ”でしょう。

体が疲れている時というのは、負の感情が湧きやすくなります。

エネルギーが切れかかっている状況で、力が入らなくなっているからでしょう。

体がそんな状況では、心もそれに引っ張られてしまいがちです。

何故なら、悪い感情が湧き出やすくなるからです。

 

やはり疲れの無い、エネルギッシュな時の方が、人間は活力が湧き出てきますから、感情もそれに合わさる事になります。

疲れた時は無理をするのではなく、体を休める事が優先です。

疲れるくらいなら、効率を上げて疲れる前に仕事を終わらす事を考えた方が良いです。

 

お腹は減っていないかチェックする

空腹はイライラ感を沸き立たせます。

思考も回りにくくなりますし、イライラしてきますから作業に悪影響が出ていると言っても過言ではないのです。

また、お腹がすくと言う状況は本能的な部分に直結していますから、ある種のSOSとして体に信号を発してきます。

 

抗うのは不可能です。

なので、空腹はちゃんと満たす必要があります。

 

適切な量のごはんをちゃんと食べて、体にエネルギーを回しましょう。

体に栄養がいきわたり、体力が復活することで、イライラが湧きでなくなります。

 

体は汚れを取る

体が汚れて、痒かったり、べたべたしたままの状況を続けると、それがストレスになります。

体から発する体臭やかゆみと言ったものに気を取られること自体が不快感をあおりますし、そもそも不潔感を感じ続ける事自体、嫌な気分を誘発します。

 

汗で汚れているなら、体臭が気になるなら、お風呂に一度行ってさっぱりすると良いでしょう。

体を綺麗にするという行為自体が体を動かしていますから、リフレッシュした気分になりますし、体が綺麗になった事その物がいい気分を誘発してくれます。

 

お風呂に入って後悔した気分になったり、風呂上がりはいい気分である事が大半でしょう?

いい気分は、感情をコントロールする心の余裕を生んでくれます。

 

感情を乱す要因との対処・対応と方法

方法1:感情を乱す要因から一度離れる

感情を乱す要因から離れられるなら、一度離れると良いでしょう。

離れて自分の気分を切り替える余裕を作ってから、改めてその要因に取り掛かる事で、感情はコントロールしやすくなります。

 

感情を乱す何かは、延々とあなたの感情に悪影響を与えようとしてくるでしょうから、感情が流されそうになったときは”一度避難”して、再起を測ればいいという事です。

 

緊急事態でない物事なら、一旦現場から離れても問題は起こらないはずですから、離れて時間を置いてみましょう。

 

方法2:結果を得ようと焦っていないか考える

「仕事を効率的に、能率的に終わらせたい」

そう考えると、焦って作業をこなそうとする人は多くなると思います。

そんな状況では、人は感情が乱されやすくなります。

そして、焦っている時はミスが起こりやすくなりますから、結果的に感情の乱れに直結します。

 

焦っている時、人はイライラします。

そんな時は、焦っている自分を”認識”します。

 

「焦ってしまっているなー。そして思い通りに行かなくてイライラしてるなー」と感づければ、冷静さを取り戻しやすくなります。

冷静さを取り戻したら、何となく焦るのではなく、現実的な手を打ち効率的に事を進める手法を考えるようにします。

こうする事で、感情に流されないですし、より建設的で客観的な行動を取りやすくなるのです。

 

方法3:別事をする

どうしてもイライラしてしょうがないという時は、いっそ別事をすると良いでしょう。

イライラの元となる事象から一旦離れて、自分が出来る他の事に、エネルギーを注げばいいのです。

 

「感情を振り回される事で、一体誰が得するのだろうか?」と冷静に考え直します。

その為に、上記でも触れた”メタ認知”を行い、一旦自分を客観視します。

 

こう考えるのです。

「はて、自分はこんなことにエネルギーを使って幸せだろうか?」

「感情を込める程の価値はあるだろうか?」と。

 

そうする事で、感情のコントロールが出来たならそれでOKです。

 

しかし、コントロールが効かないなら次善の手を打ちます。

 

いっそのことその事から離れて別事をするんです。

現実逃避をする意味ではなく、離れて冷静になれる環境下で対策を練るというニュアンスがこれには含まれています。

 

怒りの感情に関する特徴を理解し、冷静さを保つ

負の感情も連鎖する

負の感情は連鎖してしまいます。

「嫌だな」と感じる事が1つ起こる事で感情がかき乱され、別事でもストレスがたまりやすくなってしまいます。

 

なので、なるべくストレスの根源となる負の感情の連鎖を食い止めないといけません。

上記でも触れた”メタ認知”を用いて、感情の乱れに事前にストップをかけられるように意図的に仕向けると良いでしょう。

 

感情のコントロールが効かなくなるまで、感情を放置するとコントロールを利かせる事自体難しくなっていきますから、なるべくはそうしないように、事前に手を打つ事が大事と言う訳なのです。

 

まとめ

感情をコントロールしやすくするために、

  • 感情を乱す要因を消去する
  • 疲れを解消する
  • お腹は減っていないかチェックする
  • 体は汚れを取る

 

実際、感情をコントロールする為の方法として、

  • 感情を乱す要因から一度離れる
  • 結果を得ようと焦っていないか考える
  • 別事をする
  • 負の感情も連鎖すると覚えておく

と言った事が出来ると述べさせていただきました。

 

感情をコントロールする為には、まず感情に振り回されないような環境を整えるという事が大事だという事です。

そして、感情の変化を冷静に見る”メタ認知”と言う物も使い、自分をコントロールする事が大事とも述べさせていただきました。

 

あなたの人生の一助になれば幸いです。