電車の中で、授業中に、映画上映中に、周囲に迷惑をかけても気にせず喋っていたりする”うるさい人”は、一定数居るものです。
こういった人物には、どのような対処をするのが適切なのか?
また、どういった心理で「嫌い」だと感じてしまうのか?と言う事を、述べていこうかと思います。
うるさいひとが嫌われる理由
無配慮な、非常識な動きが嫌われる
「静かにしなくてはいけないタイミングで、何故うるさくしゃべるの?」と、疑念を抱いた際に、人は嫌悪感を示します。
例えば会議の席だとか、授業の最中等で煩くしゃべっている人を見かけると、”進行の邪魔”になる事が多いですよね?
その行動そのものが、イライラを募らせるのです。
理由は、うるさいと感じた人が、その行動を非常識だと考えているからです。
別の言い方をすると、常識破りをすると相手を見て、ある種の正義感が湧きでているから憤ってしまうといえます。
自分の中にある常識と、そのうるさい人の行動がマッチしていないからこそ、感情が乱されるのです。
自分の自由が侵されて嫌われる
次に、自分の行動や自由をそのうるさい人が原因で妨害されている事も、怒りの原因です。
自分が真面目に聞きたいと思っている授業を、そのうるさい人の喋り声で妨害されている事、それが原因で怒れるのです。
特に、うるさい人というのは大抵、”ちょっと意識すれば起きないであろう事を起こしている”訳ですから、相手の落ち度から出た損害を被る形になってしまうのです。
何か理不尽な行動を取られた時、それが不可抗力でそうせざるを得なかったなら、人は怒れません。
しかし、わざと意識的に悪意のある行為を働いた時に、人は強い憤りを感じる生き物です。
だからこそ、強い怒りを感じてしまうのです。
うるさい人に対しての解決法は?
うるさい人がいる場所から去る
イライラの種は何処にでも転がっています。
ニュースでも朝刊でも、ちょっとしたマナーでも服装でもイライラする為の要素はどこにでもあるのです。
そして当然、煩い人もイライラする要素になってしまいます。
ですがここで深く考えてみましょう。
「それにイライラするほどの価値はあるのか?」と。
自分が場所を変える事でうるさい場所から退避する事が出来ますし、イヤホンやヘッドホン、耳栓等を用いても煩くない環境を作る事が出来ます。
「相手は非常識」とか「相手が変わらない」と嘆く時間がもったいないと考えて、その場から自分が動いて対処してしまう事もまた可能なはずです。
自分から動くと、環境は最速で解決しますからやってみると良いでしょう。
注意をする。自分の気持ちを伝える。
相手と同じ職場に居るとか、相手と同じ場所で生活していると言った場合、その場を離れて解決と言う方法は使えなくなると思います。
そんな時は、はっきりと自分の意思を伝えつつも、はっきりと注意をするといいでしょう。
大抵の人間は、面と向かって注意を受けると多少ながら話を受け入れてくれるものです。
なので、ストレートに自分の思いのたけをぶつけるのです。
「うるさくて授業に集中できないから静かにしてほしい。私は授業を真面目に聞きたいと思っている」と。
最低限、相手が人の気持ちを理解できる人なら、受け入れてくれる事でしょう。
相手の人格や非常識具合を責めない
注意をする際は、行動単位で注意して下さい。
ストレートに相手の人格を攻撃しにかかるのは、筋違いです。
人はノーと言われる事に対して凄い嫌悪感を持ちます。
それが人格面を責める物なら、尚更ダメージが大きいのです。
なので、あくまでそのうるさい言動・行動単位で相手に問いただします。
「うるさいという事に対してどう思うか?」を伝えます。
そして。「自分は相手にどうしてほしいと思っているか?」を伝えるのです。
こう伝える事で、相手は「自分の影響で相手はうるさいと感じている。静かにする事は相手の為になる」と言う事を前提に動く事になりますから、精神的に動きやすいです。
逆に、「貴方は非常識だ!」とか「煩いぞ(怒鳴り声)」と言った対応をすると、相手は攻撃を受けたと感じて「なんだと!?」と反撃の態度を示すか、無視して殻に籠るような対応を返すでしょう。
なにせ、人間は感情の生き物ですからね。
貴方の心に、余裕とが残っているなら「相手を上手に諭してやろう」と考えて、上手い事静かになるような伝え方をされるといいです。
まとめ
うるさい人を見て、嫌いだと感じる理由は大まかに2つ。
- 自分の行動ややりたい事が阻害されているから。
- 相手の非常識具合や、一般常識の欠如具合が許せないから。
ですね。
そして、そんな人物への返し方は、
- そんな事にエネルギーを使うべきか?と自問自答しその場を去る
- “目につく行動1単位でのみ指摘”し、”自分はこう思う”という思いを伝える
ですね。
うるさい人が居て嫌いになっても、実は感じ方が大きなウェイトを占めていたという事を覚えておくと、怒る度に冷静な心境に戻れます。
そして、相手に合わせて自分の気分が左右されるのは、なんだか受動的な気がしてなりません。