「どういう訳だか解らないけど、なんだか生きづらいな…」

このように、心にしこりを持って生きている人が居ます。

 

確かにこの世には、生きづらくなる性格というものが存在しておりそれに振り回される人は多くいるのです。

では、何故かられは生きづらくなるのか?

その特徴と、解決法を述べていこうかと思います。

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生きづらい性格の特徴

他人と自分を比較する

他人と自分を比較する事で、自分に何が出来るのか?そして、目の前の比較対象は何に秀でていて何に弱いのか?と言った事が解るようになります。

これ自体は悪くないのですが、やり過ぎると自信を失う事になります。

 

「あの人は上手に人付き合いが出来ているのに、自分は何故友達が出来ないのだろう…?自信無くすなぁ…」

「あの人は、あんなに絵のセンスがあるのに、自分はいつまでたっても上達しない。何故だろう…悔しいなぁ」

「あの人は、良い所に生まれた。生まれながらにして、大富豪として生まれてきたのだ。一方の私は普通な家庭に生まれ普通な家庭で育った。」

このように、比較を用いて、自信を失わせる事の為に使う事をしてしまっている人は数多くいるのです。

分析をする思考が自分の首を絞め上げているのですから、何とも不健全ですね。

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自信が無い

自信が無い人は、何をするにしてもビクビクしています。

そして、ビクビクしているから、何をするにしてもなんだかやりにく、生きにくいと感じるようになってしまうのです。

 

例えば、自信が無い人は何か新しい事を始める時に、逐一自信が無さそうな態度を取ります。

「これから新しい部署に配属になった。これから先、本当に自分は上手くやっていけるのだろうか?」と、漠然とした不安に襲われる訳です。

 

不安に押しつぶされ始めると、人は”何もできなく”なります。

不安な気分に押しつぶされた結果行きつく先は、人間関係を放棄したり、外出する事を放棄したりするようになるのです。

こうなったら、生きづらいですよね。

 

本当の所、不安な要素の9割5分は実在しないか、不安がるのに不相応な程度の物事でしかないのですが、自信が無い人はその思いから出て来る思考が、本人にとって不本意な行動を助長してしまうのです。

 

自分を犠牲にしている

別の言い方をすれば、”いい人に見られるための努力を、自分の意思に反してまでもやってしまう”と言う事です。

 

他人への配慮は素晴らしい心がけなのですが、自分の意思や思いを無視して他人へ配慮する事をして、自分の気持ちや率直な思いを”押し殺している”人は案外多いのです。

 

自分はちゃんと仕事を終え、さぁこれから帰宅しようという時に、中々仕事の終わらない同僚を見かけた時、あなたはこれから自宅に帰ってやる事があるというのに、それの時間を押しつぶしてその同僚を手伝う事になったとしましょう。

そうなった時こそ、自分を犠牲にしていると言えます。

 

自分の思いや気持ちを無理に他人に合わせているのですから、これを延々と続けると第三者との人間関係を構築する気が失せ、しまいには生きにくくなる事でしょう。

 

他人に流されやすい

「Aさんは、ああ言っていた」「Bさんは、こう言っていた」こんな感じに、人の意見に簡単に左右され自分の意見を持てない人は不安定な人生を送る可能性が高まります。

 

例えば、ネット掲示板で”○○は健康に良い”という書き込みがあるのを見て採用するまでは良いが、それを採用した3日後にはそんな事は忘れ、”××は健康に良い”という新情報に流される…

そんな人は、他人に流されやすい人だと言えますね。

 

他人に流される人は、ネガティブな情報にもポジティブな情報にも、簡単に流されてしまいますから、安定感が無い人だとも言えますね。

結果、外部にコントロールされ生きにくくなっていきます。

 

他人を変えようとする

他人はそうそう簡単に変わりません。そんな簡単に変わったのなら、人間関係の悩みはほぼ存在しない事でしょう。

さて、そんな中で他人を変えようと躍起になる人は、生きづらい性格の持ち主だという事が出来てしまうのです。

 

人に対して「お前さんのこういう部分が嫌いだから、こう直せ」と、命令をしたところで、話を聞き入れられないですし、聞き入れたいとも思えないのです。

理由は簡単で、人は自分の意思で生きたい生き物であって他人に指令されたくない生き物だからです。

仕事が嫌になってしまう理由も、これに通じる面がありますね。

 

他人に責任を押し付ける

他人に責任を押し付ける人は、周囲に人がいなくなっていき最終的に嫌われます。

結果的に誰も自分を守ってくれないし、誰も自分を理解してくれない環境が出来上がり、生きづらくなるのです。

 

例えば、会社ので何か大きなプロジェクトのリーダーを務める事になったとしましょう。

そのリーダーが務めるプロジェクトが失敗に終わった時、そこには責任が生じて来る訳です。

その責任を誰が負うべきか?となった時、第三者にその責任を強く負わせたなら、その時はその時で自分の株は落ちないかも知れませんが、”責任転嫁をよくする人だ”という噂は舞に舞ってしまい、最終的に自分の首を絞め上げる事になるのです。

上下関係の人達から同僚まで、あらゆる人物に責任転嫁するという傾向が伝わるからです。

 

結果的に、だんだんと信頼を失う事になり孤独な状況に追いやられます。

そうでなくても、自分がピンチになった時に、助けたいという心情が湧かない、いわば救われない人になってしまいます。

 

生き づらい 性格の治し方

成長・目標の基準を自分とする。

他人と自分を比較すると苦しい思いをします。

他人の成長速度も、他人がそこまで積み上げてきたものも、あなたとは全然違うからです。

なので、成長の基準を自分自身にしてしまえばいいのです。

 

「昨日の自分は、書類の整理を15分で済ませた。だから今日は13分くらいでクリアーできるかどうか試してみよう!」

とか、

「ここ最近は、1キロを10分で走った。毎日走って体も楽になってきたから次は1キロを7分ペースで走ってみるか!」

と言った形に自分に出来るところを基準に、少しずつハードルを上げていけば良いという事です。

 

このように目標を達成していく方が、自信を失わずに済みます。

 

自信を身に付ける

自信が無くな何も出来なさそうに思えるなら、小さな成功を積み上げる事で、徐々に自信を積み上げる事をお勧めいたします。

上記の「成長・目標の基準を自分とする。」でも触れた通り、自分に出来る所から順番にこなしていく事で、自信を付けていく事が可能です。

 

今の自分に出来る事…例えばお茶くみなら、お茶くみのマナー本に載っていたちょっとした動きを取り入れるとか、コピー取り等の雑務ならその雑務をこなす速度を上げるとかそんな感じもので構いません。

大きく輝く実積ではないですし、大きなリターンが得られるものではないのですが、それらを1段1段積む事で、品性のある仕事の出来る優秀な人物像へと繋がっていきます。

 

大きくスタートさせる必要性は全くありません。

足元から、小さな1を積み上げる事が大事です。

 

自分も他人も大事にする

他人を大事にする考えは大いに結構なのですが、自分もそれ相応に大事にしないというのは不釣り合いです。

 

他人を大事にするという事には、在り方があります。

相手に自分の余裕を分かち合う為、もしくは、他人を大事にするという代物であるべきだと僕は思うのです。

自分をないがしろにしてまでもそうすべきではありません。

 

相手と自分をあくまでも対等に扱う。

そういう人間関係の築き方の方が、その人間関係が長続きしますし、心は安定します。

 

自分の意見を持つ

間違いでも構いませんから、自分の意見や見解を持っておくのはいかがでしょうか?

他人に流されるような事を延々とし続けていたらいずれ、自分から意見を述べて自己主張する事が出来なくなっていきます。

 

なので、間違ってもいいですから、重用な事柄に意見を持つのです。

 

そのうえで、その判断がミスだとしたらミスを認めたうえで、別の推論を考える…

こういう風に、ミスしても構わないという姿勢を持って自分の意見を持つ事をすると、自分で物を考える事が出来るようになるうえ、意見を持つ事で相手に一目置かれるようになります。

 

自らが規範となる

自分から規範となって動くという事をしていくことで、周囲に変化を”促す”というのが、他人を変える唯一の方法です。

 

人は他人に指令されたくない生き物です、あくまでも自分からやりたい・したいと考える生き物なのです。

それを、考えずに第三者に「変われ!」と叫んでも相手は聞き入れないでしょう。

 

なので最初にまず自分が規範になります。

例えば不幸な事ばかり言う人であれば、不幸そうな事を相手に言わないよう仕向けるのではなくて、まず自分が幸福そうな空気を生み出すのです。

そして、”その雰囲気を相手に見せて自分と同じになってもいい”と言う雰囲気を作り、相手に別の考え方を持つ選択肢与える事になります。

 

あくまでも相手の自由意思で、動くという形式を崩さないようにしましょう。

あなたが変わると、周囲の人は変わるか、さもなければあなたと合わずに去る事になります。

 

自分の責任は自分で背負う

リスクを背負うという事は、何れかのリターンがあるという事と同義です。

投資でも、事業でも、プロジェクトでもリスクと言う物は存在しており、そのリスクを背負ったからこそ成功というリターンが得られるのです。

 

ですから、他人に責任だけ負わせるというのは、ノーリスクハイリターンな投資と言う事になります。

責任を取らされた側にとっては、連帯保証人に勝手にされたようなものです。

 

何かのリターンが得られるなら、自分で責任も負った方が妥当でしょうし、人としてそうすべきだと思います。

リスクを程よく背負って、大きなリターンを貰える人生の方がイキイキすると思います。

 

まとめ

生きづらい人の性格とは、

  • 他人と自分を比較する
  •  自信が無い
  •  自分を犠牲にしている
  • 他人に流されやすい
  • 他人を変えようとする
  • 他人に責任を押し付ける

ですね。

 

そして、その治し方は、

  • 成長・目標の基準を自分とする。
  •  自信を身に付ける
  •  自分も他人も大事にする
  •  自分の意見を持つ
  • 自らが規範となる
  • 自分の責任は自分で背負う

と述べさせていただきました。

 

生きづらい性格への理解とその治し方を理解いただけたら幸いです。

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