クラスに1人は居る人気者。
この人気者はいかにして人気になったのでしょうか?
また、貴方が人気者になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
人気を得る為には、共感・尊敬がベースにある事が大事です。
そして、人気になるためには、自分の性格を変えるのではなくて、相手に対して敬意と配慮を示す事が一番だと言えます。
では、詳しく見ていきましょう。
人気者の心理
小学生の人気者とは、近くに居合わせた子。感覚的に合う子。
人気者とひとくくりに言ったとしてもその子の年齢によって「人気者」になる要因は大きく異なってきます。
まず、小さい子供にとっての「人気者」の傾向は、偶然近くに居合わせる事です。
偶然近くの通学路になった子、偶然隣の席になった子と仲良くなる傾向があります。
また、感覚的に合う子と仲良くなるのも、小さい子の友達作りなのです。
この小さい子であれば、こういった要素で人気者になる訳です。
しかし、この要素は歳を重ねるごとに、だんだんと薄れていきます。
中学生~大人の人気者とは、「尊敬・共感」出来る人。
年を追うごとに、人気になる人の指標が、「尊敬できる人」もしくは、「共感できる人」というものへと変わっていくのです。
直感的な子供と違い、考え方や、生き方や、人間性の方が徐々に評価されていくという訳です。
人気者になる秘訣は、「尊敬・共感」
人気者になる秘訣は、なによりも「尊敬を得る事」「共感を得る事」です。
尊敬を受けるような言動・行動とはなにか?
そして、共感を得る為の言動・行動とはなにか?
これらを紐解いていくことが、人気者の秘訣と言えるでしょう。
では、特徴別に見ていきましょう。
人気者の特徴
マナーがなっている。
人気者の特徴の1つは、マナーがなっている事です。
マナーがなっていると相手の人間はこういう印象を抱きます。
- しっかりした人
- 研鑽している人
- 相手を尊重する意思がある人
という印象です。
逆にマナーが無い人なんかを見て頂くと、不快感を得る事が多いですよね。
あれは、教養の無さを感じたり、何か相手に対する配慮の無さを感じるからでしょう。
「くちゃくちゃ音を立ててごはんを食べる」とか、「TPOをわきまえない言動・行動を取る」といった行動が共感を得る事はまずないのです。
マナーがあればこういった悪評を受ける心配はないでしょう。
周囲の人を理解してあげられる
理解してくれる人というのは誰でも大歓迎されます。
これは例外はほぼないでしょう。
人間は誰しも、”理解してほしい”生き物だという事が出来ます。
ですから、人気者になる動作の1つは、やはり人の話を聞いたり人の気持ちを理解する事だと言えるのです。
例えば、何か嫌な思いをさせられて愚痴っぽくなってしまっている人が居たとしましょう。
この人は、誰かに自分を理解してほしいと考えて色々な人に、思いのたけ語ります。
ですが、受け止めてくれる人もいれば受け止めてくれない人も存在する訳で、結果的に受け止めてくれる人に良く相談等を持ちかける事になるのです。
そして、会う回数が増えると、人はその人の事が好きになるという心理があります。
これにまつわる心理学用語も存在していて、これを”単純接触効果”と言います。
理解する人は好かれます。
誰に対しても優しい・親切・誠実
差別をするという行動を見ると、人は不快感を覚えます。
人によって態度をコロコロ変える様は、傍から見ていて恥ずかしいものですし、その人間の心の闇や、弱さを感じてしまいます。
これは、敬意や尊敬とは程遠い行動です。
一方、誰にでも親切な行動を取れる人というのは人からの尊敬や敬意をいただけます。
自分を相手に合わせる余裕があるという事ですし、心が不安定なのではなくて安定的であるという印象を抱かせてくれるからです。
この性質の為、どのような人からも一定の評価を産む事になります。
他人を貶めるような行動は絶対にとらない。
人気者は他人を貶めるような行動を取る事はありません。
他人を貶めるような事をしていれば、周囲の人間を同時に不快な思いにさせてしまいますし、それが原因で周囲の人間からの評価も落ち込んでしまうのです。
人を呪わば穴二つと言うことわざがありますよね。
このことわざが示すとおり誰かの評価を落とそうとすれば、当然、貴方の評価も貶める事になってしまうのです。
「あいつ○○の悪口を言ってたぜ!」と噂が回れば、噂された人が傷つき噂を流した張本人も、”裏の顔が露見した”みたいな感じられ方をされ評価が落ちるのです。
変わって、周囲に貶める評価をばらまかない人は、周囲にネガティブな空気を出す事が無いという事が出来ますよね。
このネガティブさをばらまかない事も、また人気者の秘訣と言えるのです。
こうしたタイプは、周囲からの人気を落とす事もなく、そして心を開いてくれやすくなります。
心が開かれたとなれば、持ちろんその人とも仲良くなるように話が進んでいきますから、最終的に人気者になっていくという訳なのです。
折角ばら撒くなら、良い噂や、良い評判の方が良いですよね。
細かな配慮を積み重ねている。
神は細部に宿ると言いますよね。
人気者になる人は、細かな配慮を積み重ねている人が多いです。
例えば、相手が座る椅子を事前に下げておき座りやすくして待つ事
例えば、誕生日にプレゼントの1つ2つを出して上げる事。
例えば、細かく伝えるべき人に報告・連絡・相談を持ち掛ける。
と、小さな所で配慮を重ねているのです。
こういった小さな配慮を重ねる事がちゃんとできる人は、周囲の人に一目置かれるようになります。
そして、相手を思う小さな行動は、受けた人間からすれば敬意を感じる事になり、その人を好きになってしまうのです。
結果、その人は人気者になっていくという訳ですね。
一方、その手の配慮が著しく欠けて、人を無意識に、しれっと傷つけてしまう人もまたいます。
この手の人物は、徐々にその人気を落とす事になります。
人気者になるにはどうすればいい?
小さな人気を集めて、そこを火種に大きな人気を掴みに行こう。
「あの人は皆の人気者だから僕もああなりたいなぁ…」とお考えかもしれませんが、いきなり全員の人気を勝ち取りに向かうのは、やめておいた方がいいでしょう。
まずは小さな所から徐々に実積を積み上げて、小さな範囲で人気を勝ち取っていくのがいいですね。
まず目の前の上司もしくは、同級生を喜ばせるところから始めるのです。
すると、その好意を受けた人が何れかの評判を流し始める事になるのです。
すると、最終的にその噂が雪だるま式に膨らんでいき、全体に人気がいきわたるようになっていくのです。
そうやって、目の前の人を大事にしようとする事が”導火線”となり、結果上手に事が回るようにもなっていくのです。
人気者に自分を合わせず、自分らしさを表現してみませんか?
別に全ての人をファンにする必要はありません。
憧れのあの人が、存在する全ての人から人気者になっていたからと言って貴方がそのコピーみたいな存在になる必要性は、必ずしもないという訳です。
ちょっと考えて頂きたいのですが、貴方は本当にその人のようになりたいのでしょうか?
もしかすると、一過性のあこがれだったのかも知れませんよね。
代わりにですが、自分の本当の性質(自分が落ち着ける言動・行動)を取りつつも、一定の配慮を人に見せる生き方と言う物はどうでしょうか?
無理はせずに、自分を大事にしつつ人も大事に生きる、ただそれだけな生き方をするという事なのです。
自分を大事にする路線をいくと、結果的に多くのファンを手に入れる事ができます。
そもそも、自分が大事でないのに人があなたを大事に思う事はありません。
そして、自分を大事にする行動は、「あの人は、芯がある人だ」という評価に繋げる事が出来ます。
また、「自分はあの人と合うかも知れない」とも思っていただける事があるので、局所的な人気者になるのです。
自分を崩さずに人気が手に入るのですから、一石二鳥と言えますよね。
自分を押し殺して人気になろうとするのはやめた方が良い。
最後に、人気者になろうと考えたなえら自分を押し殺そうとするのは避けた方がいいでしょう。
自分が自分でない人は、最終的に燃え尽きますし、疲てしまいます。
また、他の人も「あの人は無理をしているなぁ」と感じられてしまうので、結果的に人気者というか、”哀れな人”のような扱いを受けてしまう事も起きてしまうでしょう。
ですから、自分の性質や性格を押し殺して人気になろうとするのではなくて、自分の性質・性格はそのままに「相手に配慮する・大事にする」路線を組み込む事をお勧めいたします。
それは結果的に全体的な評価の向上につながりますし、配慮ある行動で評価が上がっているなら”その個性も良い評価扱い”を受けるようになるのです。
こんなことわざがあります。
- あばたもえくぼ
- 坊主にくけりゃ袈裟まで憎い
こういったことわざが示す通り、貴方の素の性格はいかようにも評価させるのです。
ですから、性格を変えるのではなく、”貴方の素の性格に他人への配慮を載せる”ようにすると良いという訳です。
まとめ
人気者は、他人への配慮が出来る人であるという事が言えます。
その他人に対する配慮が、結果的に人気を生み出しているという事が解って頂けたかと思います。
そして、人気者になりたいとお考えであれば人気を得る為に自分の性質・性格を捻じ曲げるのではなくて、自分の素材を残しつつ”相手に配慮する事が大事”だとも述べさせていただきました。
人気最大の秘訣は、相手への配慮です。