「そうかそうか、アハハハハ!」(腹を抱える)
高笑いをする人は、会社でも学校でも何処にでも居ます。
彼らは周囲の空気に怖気づく事無く、高笑いしはじめ周囲に良い方の空気を流し込もうと頑張っているように見えますよね。
そんな高笑いする人は、
- いったいどんな心理で高笑いをするのか?
- 高笑いする人の特徴とは何なのか?
- 高笑いする人はどう立ち回るといいのか?
と言った事について、述べていこうかと思います。
高笑いする人の心理とは?
相手を気遣うからこその高笑い
大声で高笑いする人は、相手への気遣いの心があります。
場の空気を良くして、いい雰囲気を作ろうと考えた結果、そういった笑いふが出ているという事なのです。
例えば飲み会の最中に、ちょっとしたことで高笑いしている人がいたならその人は
- 場の空気を良くしたい
- 今の空気に”良い空気・雰囲気”を送り込んであげたい
という思いから、そういった高笑いを入れて来るという事なのです。
場の空気を一新したいと思える時に、この手の人物は高笑いをかますと言う事です。
相手の評価が気になるタイプ
相手の評価が気になってしょうがないという気質もまた、高笑いを誘発するのです。
これは、
- 自分の評価を上げたいという思い
- 「相手に評価を下げられるのではないか?」という恐怖心
が原動力になります。
自分の評価を上げたいという思い
例えば宴会の席の空気がしらけ気味になった時、自分が場を盛り立てて何とかしようと考えたとしましょう。
その時、場を盛り上げ押す方法として、高笑いするという方法を取れる訳です。
「いい雰囲気はいい雰囲気ならではの態度からだ!」という思いがあっての行動です。
結果、場の空気が良くなれば自分の株も上がるので大喜びです。
「相手に評価を下げられるのではないか?」という恐怖心
もう1つは、自分の評価を下げられたくないという物もあります。
こちらは、「自己評価が下がるのではないか?」と、自分の頭の中で勝手に想像をしてしまい、評価を下げられないようにする為に高笑いをするという事です。
例えば雑談が何か、しらけた空気になった時、この手の人物は高笑いをし始め、周囲に自分なりの笑顔を振り撒き始めるのです。
自分がどうにかしないと…という恐怖心が彼を突き動かします。
本人は必至ではあるのですが、大抵、高笑いを聞いた相手側も心の内から笑ってもらえないせいで外してしまいます。
実際には、そんな場の雰囲気が悪くなった所で人は簡単に評価を落としませんし、評価が気になり高笑いする人に場の空気を良くしないといけないという、義務もありません。
ですが、周囲の評価が気になって仕方がない人は、自分の評価に響くのではないか?と落ち着いていられなくなり、高笑いを振り撒いてしまうのです。
ある意味。空回りしているとも言いなおせますね。
高笑いする人の特徴とは?
気配りが出来るタイプ
自分の評価を落とされるのが怖いとか、あるいは自分の評価が悪くなる事が怖いという思いを持っていると、「そう評価されない為にも何かやらなきゃ…」と言う気分を起こしてしまうのです。
これは、気配りが出来ていると表現できますね。
周囲の人の気持ちや、空気の代わり目を察知して、より良い雰囲気づくりをやってくれていると言えるからです。
例えば、会議の席にて話が思うように進まず、何か不穏な空気が流れた時に、そのどんよりした空気をどうにかすべく彼は高笑いをするのです。
高笑いをして、ちょっとでも周囲に笑顔か、気楽な空気戻ればという配慮が彼を突き動かしている訳です。
ただし、必ずしもこの配慮が報われるとは限りません。
時に、空気が読めない人と思われる事がある
高笑いを用いるにしても用い方をちゃんと考えないと、場の空気を読めない人と相手に感じられます。
使う場所や、状況が笑いどころでもないのに笑っていたりすると、人によってはなんだか無理をしていると感じ取られるのです。
なので、自分の評価が下がる事を懸念する人が高笑いを使うとなると、少し話が変わってきます。
相手が楽しんで貰う為の高笑いが、自分の評価を落としたくないが為の、もしくは自分の株を挙げたいためなだけの、独善的な高笑いになってしまう事があるのです。
自分の為だけに高笑いを使うと空気が読めない人になる事がある
相手に気を配るという観点が抜け落ち、自分の為の高笑いをしている時に、空気が読めない人だと感じられてしまう事があるのです。
仮に葬式の最中とか、何か大滑りした取引の後とかそういう時に、高笑いをしていようものなら、周囲の人はドン引きしてしまいますし、場合によっては負の感情が湧き出て来る事でしょう。
暗い空気がなんだという精神
ここで、あえてこう考えてみるのはどうでしょうか?
暗い空気になったから、それがどうしたんだ?という考え方です。
別に暗い空気になってしまったから、それが今後にまで大きな悪影響を及ぼす事は殆どないです。
大抵は、時間の経過と共にそのくらい空気も忘れ去られるからです。
なので、別に無理に盛り立てようとしなくても、立て直しが出来ない程にくらい空気になっはなったで、時間に任せて空気の回復を狙うというのがいいでしょう。
時間がたった後に、相手の心に余裕が出来てから改めて場の空気を盛り立てるのです。
時間を空けてからそうしてあげた方が、きっと高笑いを受け入れやすくなっているはずです。
まとめ
高笑いをする人の心理とは、
- 相手を気遣う気持ちの表れ
- 相手の評価が気になっている
- 自分の評価を上げたいという思い
- 「相手に評価を下げられるのではないか?」という恐怖心
と言ったものであると述べさせていただきました。
また、高笑いする人の特徴としては、
- 気配りが出来るタイプ
- 時に、空気が読めない人と思われる事がある
- 自分の為だけに高笑いを使うと空気が読めない人になる事がある
と言った事が言えますね。
総合的に見て、高笑いをする人というのは周囲に対して”良い空気”を提供する事を良しとする性格の持ち主だという事が出来ます。
使いどころさえ良ければ、ムードメーカーとして活躍する事も出来るでしょう。