この記事では、収集癖がある人の心理的特徴とは何なのか纏めています。
収集癖のある人物は、
1:物を失う事に恐怖している
2:実は寂しがり
3:自分の世界観を表現している
4:勿体ない精神が旺盛
5:自慢したい
こういった心理的特徴があります。
では、詳しく見ていきましょう!
収集癖の心理特徴1:物を失う事に恐怖している
「コレを無くしたら、どうしようか…?」
「いつかこれは使うかも知れないから捨てるのはもったいないな…」
こんな心理を持っているからこそ、人は収集癖を身に付けてしまうのです。
つまり、物を失う事に対する恐怖心や恐れと言ったものが原因となり、結果的に捨てるという判断を下す事が恐ろしくなってしまうのです。
周囲の人は、
「これ、もう使わないよね…。」
とメッセージを送るのですが、言われた本人はそれを受け入れらるのが難しいです。
なにせ、「無くしたら・捨てたら、必要な時にどうなってしまうのか?or後悔しないだろうか?」という不安が心をよぎっているからです。
本人の、物を失う事への恐怖が余りに過ぎると最悪部屋がゴミ屋敷然として来てしまいますし、不衛生になりがちですから、度が過ぎるようなら病院等にかかるといいでしょう。
収集癖も過ぎれば問題となります。
収集癖の心理特徴2:実は寂しがり
モノの効果というのは、そのモノにかかわった人や出来事の事を想起させてくれる事でしょう。
ですから、モノを近くに置く事で常に何かの思い出にふける事が出来て、寂しさをまぎ割らせる事が出来るのです。
この手の人物は、関わった全てを収集しにかかります。
- 孫がくれた小学校で作った人形
- 旅行先で買ったこけし
- 大昔のバーゲンセールで買ったバッグ
etc…
こういった、少なくとも今使わないであろう代物を次々にため込んでしまうのです。
やられた家族は、度が過ぎる収集癖にうんざりさせられますし、今後も事あるごとにものが増えていくという事に心配になるでしょう。
ただこれに関しては、そこまで心配ありません。
ものが無いと寂しいなら、実際に行動・体験を通じた”温かい思いで”を沢山作ってあげればいいんです。
本人の心の寂しさを吹き飛ばすよう取り計らえば、収集癖を治そうとするいい機会になることでしょう。
寂しくなくさせた所で、捨てるよう提案するのです。
収集癖の心理特徴3:自分の世界観を表現している
ある特定の趣向の物をかき集めれば、自分の世界観をアピールする事が出来るようになります。
例えば、
- ガンダム好きなら、ガンダムに関連するものをかき集め、部屋に飾るでしょう。
- ゴルフ好きなら、ゴルフ関連のものを飾るでしょう。
- 陶器の収集が好きなら、身の回りを陶器まみれにするでしょう。
こんな感じに、自分の世界観をものを収集する事で、成立させたいと考えている事もあるのです。
他人からすれば、大抵は「いらないもの」とか「ごみ」のように感じてしまうのですが、当人はそれがお宝であり自分の表現方法の1つになってしまっているので、辞める事が難しいです。
この手の人を変化させるなら、収集しているもののうち1つのジャンル…もしくは1つの系統のものから順番に処理する事を提案するといいです。
ゴルフ好きなら、
- ボロボロなボールを処理する
- ボロボロな雑誌を処理する
- 使うグラブ以外残さない
こんな風に、手の付けやすい部分から1個ずつ解消させていくという事です。
一気に進めるのは、心理的負担も大きいでしょうから1個ずつ確実に進められると良いでしょう。
最低限な、常識の範疇なものだけ残るという体制にするのがベストでしょう!
収集癖の心理特徴4:勿体ない精神が旺盛
「これを捨てるなんてとんでもない!」
「これを捨てた後に、必要になったら買い直す必要性が出る…」
「これは取っておけばいずれ使う時が来るかもしれない…」
こんな風に考えると人は物を捨てたくなくなります。
するとどうなるか?収集癖のある人のようにふるまう事になるのです。
古くなったトイレットペーパーやティッシュ、新聞紙や段ボール等、風化するものをどんどん集めてタンスの肥やしにしてしまうこの性格・心理は、第三者から見ても異様に見える事でしょう。
「何を考えてああしているんだ…」と。
この手の人は心に余裕が無い人でしょうから、
- 別に買い直す余裕はあるという事
- 世の中は豊かであり、物がいくらでも手に入ると言う事
こういった事を改めて理解させるように働きかけるといいでしょう。
自分がやっている異様な行動を、まず認知させて徐々に改善させる方向に自分から入っていけるように指導すると良いです。
自分の異常な部分に気づき、事あるごとに異常だと認知させ少しずつおかしな行動を改善していくのです。
収集癖の心理特徴5:自慢したい
「これが、俺のコレクションだ!どうだ凄いだろう?」
「見てくれ!まず手に入らない○○年代のアニメCDを全部取りそろえたんだ!」
こんな風に、自慢をしたいが為に収集癖が出てしまうなんて事もありますね。
自分が好きなジャンルの自分の好きなものを自慢出来れば、自己承認欲求を満たす事が出来、自分らしさを表現する事がッ出来るようになります。
要約しますと、収集を続ける事で
- 自分は誰より○○(収集している物の志向)が好きなんだというアピール
- 自分らしさの強化
これらが可能になります。
また、収集したモノを用いて、
- 他人に対する自分の優位性
を、醸し出す事も可能になるでしょう。
ただ、やられた相手は「凄い愛着があるんだなぁ…」と感じて終わりになる事が多いでしょう。
この手の人に関しては、「相手は貴方のコレクションを凄いと思っている」とストレートに述べ相手を褒める事。
その後、相手のコレクションを褒めたのちに、その収集癖を限定的なものにするよう語り掛ける事で解決できます。
「せめて○○だけにして!」とか、「このジャンルのものだけ集めるようにして!」と言ったように語り掛けるという事ですね。
こうやって、相手を理解し、収集癖を常識の範疇内に収めるよう語り掛けるといいですよ!
まとめ
収集癖のある人の特徴・心理は
- 物を失う事に恐怖している
- 実は寂しがり
- 自分の世界観を表現している
- 勿体ない精神が旺盛
- 自慢したい
ですね。
あなたの人生の一助になれば幸いです。