「なるほど」というのは凄く便利な言葉で、時に「この人、ちゃんと話聞いてるのかな?」と不安にさせる言葉だったりします。

 

あなたはもしかして「なるほど」という言葉を使われて、何か違和感を覚えられたのかも知れませんね。

 

この記事では、「なるほど」という言葉を使う心理でしたり、使った人が話を聞いているのかどうか?について述べていきますから、是非参考になさってください!

 

なるほどが口癖の人の心理とは?

「なるほど」という口癖は、状況によって2種類の使われ方をされます。

  • 話を聞いている・興味をもっているパターン
  • 話を聞いて無いパターン

この真反対の2つです。

 

どう見分ければいいのか?と言った所も踏まえて解説しますから参考にしてください!

 

話をちゃんと聞いている

普通、話をちゃんと聞いているからこそ「なるほど」と返すものです。

相槌だけでは、ちゃんと話に意識をむけ続けているのかどうか解りにくいですから、「なるほど」を用いて話を聞いているという事をアピールしているのです。

相槌でも相手の目を見るでも、同じく話を聞いているという意思表示になりますが、その数ある意思表示方法の1つが「なるほど」となってきます。

 

なお、話をちゃんと聞いているなら、態度と言葉が一致するはずですからそこを観察してみてください。

なるほど、という言葉と、態度…つまり目線とかハンドジェスチャーを双方から観察するのです。

ちゃんと聞いてくれているのなら、言葉と行動が一致します。

一致したうえで「なるほど」を使ってきたなら、やる気十分と言えますね。

話を聞いてくれてそれでいて、ジェスチャーでも意思表示してくれている訳ですからね。

 

話を聞く心得を持っている

誰しも共感を得たいと思って生きています。

話を聞く心得を持っている人物は「確かにあなたの話を受け止めました」という意思表示の為に「なるほど」を用いるのです。

もし最近になっていきなり使い始めたのなら「話し方入門」的な本を読んで、それに触発された人なのかもしれませんね!

 

相手を想う尊重の気持ちが根底にあっての「なるほど」ですが、問題はこのなるほど。を連打で使うと「ちゃんと聞いているのか…?」というあらぬ誤解を生んでしまう所です。

上記でも触れましたが、態度面と言動面双方の一致具合を見て下さい。

 

それともう1つ。

こういう考え方を持っている人の一部には、相手の話の内容が仮に解りにくいものであっても、取りあえず相手の気持ちを考慮して「なるほど」と言ってしまう人も一定数居る為、そこだけが問題点と言えそうですね…。

「理解できたかな?」「君はどう思う?」といった質問を飛ばして、相手にも話に参加させるといいでしょう。

 

 

適当に話を流している

「なるほど」という言葉を使いつつも、話を聞いていないパターンがあります。

「なるほど」には、相手の話をちゃんと聞くという意思表示のニュアンスがありますが、悪く言えば適当に流しやすい便利な言葉という使い方も出来て来る訳です。

 

こういう人物の見抜き方は態度でわかります。

目線が明後日の方を向いていたり、態度が、話を聞くそれではなくなってしまっています。

 

こういう適当に流す人に出会ったら、出来る対処は2つ。

  • 話を切り上げる
  • 「話、聞いてるかい?」と確認をねじ込む

ですね。

 

話を切り上げる

話を聞く気持ちがそもそも存在していないのなら、話を切り上げてしまうのが一番です!

相手は受け入れ態勢ではない訳ですから、話した内容が理解されないでしょう。

そしてあなたは自分の時間を使って話をしたというのに、理解もされなければそもそも聞き入れてももらえないという状況に追い込まれますから、どのみち双方にとって無駄になってしまうのです。

更には、自尊心を多少なりとも傷つけられますよね。ある意味これは「無視」みたいなものですから。

 

従って、受け入れ態勢ではないのなら”話を切り上げる”と言うのがベストとなります。

 

 

ただ、全部の事象において話を切り上げればそれで済むのか?というとそういう訳ではありません。

子供の教育でしたり、部下への重要な通達であれば切り上げて終わりに出来ないと思います。

そこで生きて来るのが、「話、聞いてるかい?」と確認をねじ込むという方法です。

 

「話、聞いてるかい?」と確認をねじ込む

話は一対一で、それでいてお互い尊重し合って聞くものです。

理解と意思の疎通が無いと、そもそも会話でも何でもありません。、

 

「話をしたい。しかし相手は話を聞く態度ではない」

こうなった時に、一時的でもいいから話を聞かせる方法には何があるのか?

それは、「話、聞いてるかい?」と何度も聞き直す事です。

 

「何言ったか言ってごらん?」とか、相手に質問を連打で飛ばして無理矢理考えさせるという手法もありますが、こちらより威力抜群なのが、「話、聞いてるかい?」だったりするのです。

 

この言葉には「私はあなたの話を聞く態度に疑いを持っているぞ」というニュアンスが含まれますから、相手のある程度の威圧感を与える事が可能になります。

そうなれば普通な神経の持ち主は、話を聞かずに適当に流すなんて事は不可能になって来るのです。

 

一時的にでも話を聞かせたいと思うのなら、「話、聞いてるかい?」と、相手に忠告のメッセージをねじ込んでみてください。

 

これでダメなら、話し合い云々以前のどこかに問題を抱えています。

 

まとめ

なるほどが口ぐせの人の心理は、

良い使われ方として、

  • 話をちゃんと聞いている
  • 話を聞く心得を持っている

悪い使い方として、

  • 適当に話を流している

と、述べさせていただきました。

 

また、話を聞いてい無さそうな人への対処としては、

  • 話を切り上げる
  • 「話、聞いてるかい?」と確認をねじ込む

が有効です。

 

会話を通じて、良好な人間関係となる事を祈っています。

あなたの人生の一助になれば幸いです!