距離を置きたいと言ってくる”あの人”の心の内は、思った以上に複雑かもしれません。
なにせ、自分が取っている行動の悪い点を戒めないといけない時かもしれないのですから。
この記事では、そんな距離を置きたいと考える人の
- 特徴
- 距離を置居ている人が取る表現
- お誘いの断り方
- 「距離を置きたい」と言われた時の対処
- 彼氏が「距離を置きたい」と言ってきたらどうするか?
について、述べていきます。
距離 を置きたい友人の特徴は?
独善的
自分が一番!といった態度は、第三者にとって気持ちのいい物ではありません。
自分優位に事を進めようとばかり考えている人についていきたいとは思えないですよね。
人は誰しも自分を、大事に丁重に扱われたいと考える生き物です。
なので、こういった独善的な行動な行動を取る友人が近くに居ると、自分をないがしろにされた気分になり、ストレスがたまるのです。
例えば、ランチを食べに行く時でも、旅行に行く時でも、自分の都合や、自分の気分だけで全てを決めてしまおうとする人が居るとします。
すると一緒に行動を共にしていた友人たち1人1人は「自分の事をないがしろにされた」と感じつつも、自分勝手な人だという印象を受ける事になります。
そして、そんな自分勝手な行動を延々と続けると、いずれ”爆発”する時がきます。
我慢ならず、相手の自分勝手さに怒れてきて最終的に苦言を呈するようになるのです。
価値観を押し付けて来る
「これ、いいでしょう?」「この考え方を信じなさい。」「君はこうするべきだ!異論は認めない」
こういった事を言われると、誰もがカチンと来ます。
大抵の場合、他人に何かを押し付ける時というのは、”押し付ける人にとって都合がいいから押し付ける”のです。
そして、人間は自由でありたいと思う生き物です。
時間も、お金も、他人にコントロールされるとムッときますが、全部自分が自由に使えると聞くと気持ちがいいですよね。
例えば、宗教勧誘。
「この宗教はいい」「あの宗教はダメ」「これを拝みなさい。」
信じたいとも、理解したいとも、見たい・聞きたいとも言ってないのに、一方的にこういった価値観を押し付けて来ると、人はその人をはじき返したくなるのです。
価値観の押し付けで、距離を置きたいと感じる理由は、自分を大事にしてくれない、”押し付けられた”という感覚です。
他人を傷つける人
第三者を傷つける人であったり、目の前に居る人を傷つける人であったり…
人間は、他人を傷つけてしまう人の近くには居たいとは思えない生き物です。
例えば、悪口をよく使う人は、他人を傷つける人だと言えますね。
第三者の悪口が舞い舞わると、言われた本人は傷つきます。
そして、悪口を聞かされた人は「もしかして、他の所では自分の悪口を言われているのではないか…?」と不安がるものなのです。
そうやって、悪口に対して少しでも嫌悪感を持っている友人はだんだんとその人物の元から離れていきます。
残るのは、悪口を言い合う人ばかりとなっていきます。
下心がある
営業のノルマ、自信の信じる教義、自分の評価の為、何かに利用する為…
このような下心がある人と、人は付き合いたいとは思えません。
人は、誘導された、騙された、利用されたといった状況に、なりたいとは思わないからです。
例えば営業マンのうち、雑談を持ち掛けて来る人が居たとしましょう。
他愛もないペットの話、子供の話、近場の床屋の話…こういった話を振って来る訳です。
でも、それはあくまで自分が売りたい商品を買わせる為の行動で、相手の心の障壁を取り払う為の動きだったら、嫌ですよね?
下心というのは不思議と、第三者には解られてしまうのです。
こうして、下心がある人と付き合わなくなるのです。
下心は案外バレる
人間、他人を見る目や他人を見る時の勘は鋭い生き物で、下心があるか無いかを簡単に見抜きます。
具体的な言葉では説明出来なくても、違和感で解るのです。
勘とか、雰囲気という言葉がありますが、それが働いて相手を見抜くのです。
距離を置きたい人のする表現方法とは?
敬語を用いるようになる
いつもはフランクな対応を心がけてくれたはずの友人が、いきなり敬語を使い始めるのです。
そのお堅い言い回しに最初は混乱を覚えますが、なんだか当たりにくい、話しにくい空気が作られていきます。
例えば最近まで堅くない普通な対応で接していてくれたはずの友人が、いきなり冷たく堅い対応になり始めた時に、不快感や違和感を覚えてしまいます。
そして、その言い回しの堅さから話が進みにくい、大きく話を膨らませにくい…と言った事が起こり、ドライな関係になってしまうのです。
敬語を使う事で、相手と距離感を保とうとしている訳です。
業務連絡以外の事をしなくなる
仕事で必要な情報であったり、回覧板の引き渡し等、必要最低限な情報以外の疎通を行わなくなります。
例えば、回覧板を回すとき、相手があなたと雑談の1つでもするものかと思いきや、そんな事はせずに渡すもの、伝える事を手短に話たらそそくさとその場を去ってしまうのです。
相手はそうやって、距離を置きたい人との接点を減らそうとするのです。
そうされた貴方は、ちょっとした寂しさを覚えるはずです。
雑談が減る
雑談の価値とは、その人との友好度を高めるところにあります。
その雑談が減るのという事は、その友人と距離を置きたいと考えている証左と言えるのです。
1か月、1年という長いスパンで見て、過去に普通に雑談をしてくれていた人がある日から徐々に雑談を避けるように動いたとすれば、それは距離を置きたいという思いの現れかも知れませんね。
向こうとの接点を増やしたくないが為に、雑談を持ち掛けなくなるのでしょう。
はっきりと意思を表現して来る
嫌と思える事や、問題だと思える事があった際に、はっきり言ってくれる友人なら、はっきりとした意思をあなたに伝えてきます。
「○○さん、その行動はだめだよ、これ以上それをされたら耐えられない」とか、「その行動はやめて」と言った形にです。
無難な事を考えればこんな風に忠告しません。
しかし、不穏な事が起きない代わりに、相手の行動や考え方が改善されない状況が継続されます。
それを良しとしない、ある意味”開いて想い”の人物は、相手を思って忠告のメッセージをストレートに送るのです。
“ある日”から対応がガラリと変わる
ただし、そのメッセージが受け入れられない状態が延々と続いた場合は話は別です。
最終的に、相手は貴方の影響を受けたくないという拒否反応を体で示す事になります。
敬語になるとか、最低限の連絡しか入れないとか、最悪の場合は無視すると言った行動を取り始めます。
諦めの気持ちと、損切をするという考えから、こういった行動が促されるのです。
距離を置きたい友達からお誘い…断る方法は?
別の事情があるという事にする
別の事情があるんだという意思表示をする事で、相手に違和感を感じさせないようにしつつ、お誘いを断れます。
例えば、「これから別の友人と飲みに行くんだよねぇ」とか、「家族と一緒にスキーに出向くん日なんだ、悪いなぁ…」と言った感じに断ればいいのです。
相手は特段の理由もなければ、「そうか…」と引き下がってくれるはずです。
ちなみにですが、家族の用事とか、旧友とか、断りを入れる人と接点の少ない人との間に用事があるとすれば、相手も調べようがないですから後々問題は起きにくいです。
ただしこのやり方は、あくまでも応急処置的な手法ですから、根本を解決しない事には再び同じ問題が起きてしまいます。
距離を置きたくなる原因をはっきりと言う
問題行動があるから、距離を置きたいと感じる訳です。
根本原因を取り除こうと考えるなら、距離を置きたいと感じさせる要因を1個1個取り除いていく必要性があります。
そのためには、直球で相手の問題点を指摘してあげるのがいいでしょう。
相手と自分が1対1になれる環境で、相手の尊厳を尊重しつつ伝えるのです。
「あなたの○○という部分は、どうにも問題になっているから、改善してほしい」と。
1対1で誠実に自分の気持ちを伝える事で、大抵の人は軽いショックを受けるとともに改善をしてくれます。
1対1でまじまじと話しをされる体験なんてまずありませんし、真面目に率直な態度で迫られたら、真面目に受け取らざるを得なくなるのです。
距離を置きたいと言われたらどう対応すべきか?
他人に対して自分勝手になっていなかったかチェック
貴方はもしかして、他人に対して自分勝手な行動を取っていませんでしたか?
例えば、相手の話を聞かないとか、相手の気持ちの揺れ動きを察してあげられないとか、相手の不安を解消してあげられないとか、そんな所をチェックするのです。
自分勝手な行動を取り続けるなら、相手は当然これ以上のお付き合いを避けたいと思うようになります。
人は自分を尊重されたいと考えるものですからね。
彼氏が「距離を置きたい」と言ってきたらどうする?
恋愛の相手が「距離を置きたい」と言ってきた時は、2つのパターンが考えられます。
関係が本物かどうか試したい
関係が本物であれば、多少やそこら別れる・離れる話を振っても簡単には別れる事は無いだろう。と言う考えに基づいてテストしているという事があります。
もし問題のある仲であれば、ちょっとしたことで簡単に空中分解してしまいそうなものですが、強固な仲であればそんな事は起きません。
なので、敢えての別れ話を振る事で相手の出方を伺っているという訳です。
試すという行動自体、相手がその恋愛を不安がっている証拠ですので、不安そうな彼の行動や言動を、受け止めて理解してあげるといいですね。
本当に別れたい
人間関係にヒビが入り、もうこれ以上関係を続けたくない…
そう思った時、距離を置こうとします、距離を置いて関係を自然消滅させにかかるのです。
直接的に「別れよう」とは言えない、けれども別れてしまいたい。
そう考えた時に出来る行動はただ1つ。
関係の自然消滅を待つ事なのです。
恋愛相手が、距離を置こうとする行動はどう見分ければいい?
見分けは簡単で、距離を置くまでの経緯を見ればいいんです。
自然消滅が前提である場合
今に至るまでの様々な行動・言動を見返しましょう。
自然消滅狙いの場合、連絡の頻度が減ったとか、誕生日をほったらかされたとか、話を聞いてくれなくなったとか、色々な問題点がチラチラ見えていたはずです。
気づいたときが改善の時です。
相手を想った行動を心がけてみてください。
試されている場合
なんの突拍子もなく距離を置きたいと言ってきたなら、試されているという事になります。
試されるという事は、相手との関係がある程度良好であったという事です。
そこに至るまでの人間関係は、”お互いがお互いを尊重し合える仲だったはず”です。
壊れそうにない関係の中で突拍子もなく距離を置きたいと言われたなら、これは試されていると言えるのではないでしょうか。
まとめ
距離を置きたい人の特徴は、
- 独善的
- 価値観を押し付けて来る
- 他人を傷つける人
- 下心がある
距離を置きたいと考える人の表現方法は、
- 敬語を用いるようになる
- 業務連絡以外の事をしなくなる
- 雑談が減る
- はっきりと意思を表現して来る
- “ある日”から対応がガラリと変わる
距離を置きたい友達からお誘いを断る方法は、
- 別の事情があるという事にする
- いっその事、距離を置きたくなる原因をはっきりと言う
友人が距離を置きたいと言われたら。
- 他人に対して自分勝手になっていなかったかチェック
恋愛相手が言ってきたら、
- 関係が本物かどうか試したい
- 本当に別れたい
ですね。
あなたの人生の一助となれば幸いです。