食って掛かる人の心理とは、いったい何なのでしょう?
僕は、食って掛かる人は”小心者”だと考えます。
食って掛かる人は、何かに食って掛かった際にこんな事を考えます。
「あいつとに自分の意見を通させて”勝利”しよう…」
「あいつの話ばかり通過すれば、何か負けた気がする…」
「ここは、私の優位性を示してやろう」
こんな感じです。
勝ち負けという判断基準、そして負ける訳にはいかないんだ!という意気込み、こういったものが、食って掛かる性格を作り出します。
食って掛かる人の心理
食って掛かる人は”負ける訳にはいかない”という考えを持っている
食って掛かるという事は、相手と勝負を仕掛けるというニュアンスを含んでいます。
なので、
「負けたら最後、自分は攻撃されてのけ者にされるんだ…」
「負けは認められない…!」
こんな風に考えるものです。
負ける訳にはいかないぞ、という意気込みを1人勝手に作り出し、そして勝手に第三者に当たり始めるのですから、他の人にとっては、不快感を感じる事この上ありません。
食って掛かる人は、勝負の世界で生きてきたのでは?
戦いにあけくれ、勝負に勝負を挑み続け、何でもいいから優位にたとうという意気込みが無いと、食って掛かる人にはなれないでしょう。
この手の人物は、いわば勝負の世界で生きてきたのではないでしょうか?
生まれてから、現在に至るまでの成長の中で、勝負に勝つ事の重要性を叩き込まれているのかも知れませんね。
例えば、負けるたびに親から、「お前は、隣の○○くんに負けているじゃないか」とか、「敗北すると、お前はこうなるんだぞ!」とか、そういう事を吹き込まれて成長してきているのです。
成長するに当たり、勝負に勝つ事の重要性や、戦いに勝利する事の重要性に凄く敏感になってしまい、結果、食って掛かる人になってしまうのです。
食ってかかる人を見ると、何故イライラするのか?
食ってかかるだけなら、別に実害はありませんし問題も起きません。
ですが、食って掛かる人を見かけるとどうにもイライラしてきます。
何故でしょうか?
これは、食って掛かる行為自体が、相手を理解する行為ではない事が起因しています。
誰しも、自分を理解してほしいんだ!と思って生きています。
なので、話を最後まで聞いてくれる人とか、話を理解してくれる人とか、そういう人に好意を抱きやすいわけです。
所が、食って掛かる人はどうでしょうか?
賛同や、理解ではなく、反論・攻撃を繰り広げてきます。
やられた相手は、当然不快感を覚えるという事です。
やはり、理解する人の方がいい
この事は、他山の石として考える事が可能です。
相手を理解するという事を大事にする事が、円滑な人間関係を築くうえで大事だという事が解るからです。
他人と話をする際も、相手を理解する言動・行動を心がける事で、相手の心の負担も少なくて済みますね。
仮に、反対意見を自分が持ち合わせていたとしても、相手の話をちゃんと聞いた後に自分の意見を述べても問題ないはずですし、相手の心の負担も減るはずですからね。
理解をしたうえで、自分の話をするのが円滑な人間関係に重要ではないでしょうか?
食って掛かる性格の持ち主は出世レースで有利かもしれない
食って掛かるという行動自体は、心の奥底にある戦闘意欲の高さが起因で行動しています。
なので、出世レース…とりわけ誰かとの闘いの場にそれを持ち込む事で、優秀な成績を上げる事が可能になるでしょう。
自分よりいい成績を上げている人を見かけると、「彼にまけていられない、勝つぞ!」という意欲・気持ちが湧き出るのです。
なので、自分より良さげな成績を上げている人を見かけようものなら、その人にとっかかっていきます。
そして、その人の成績に勝つまで、努力し戦い続けます。
結果的に、出世レースに勝ちやすい傾向が出る事でしょう。
競争という要素が絡む場所において、その食って掛かる性格が有利に働く事は間違いありません。
食って掛かる人にどう対処すればいいのか?
では食って掛かって来る人に対しては、どのような対処をしていけばいいのでしょうか?
相手を理解し、話を受け止める
相手の言いたい事や、述べたい事をとりあえず聞くだけ聞きましょう。
貴方の心に余裕があるなら、相手の持ち合わすそのとげとげしい言葉を受け止めるだけ受け止めてみてください。
相手のその食いかかる性質も受け止められ続ける事で、いずれは喰いかかる元気さが失われていく事でしょう。
人は、延々と怒りや激情を持ちづづけられないからです。
発散されれば、そういった衝動は収まります。
相手をおだててみる
相手が意見を述べたらそれに敢えて賛同するというのはどうでしょう?
相手は承認欲求とか、戦闘意欲とかが高い為、食って掛かる発言を繰り返しているんです。
だったら、相手が思う所の勝ち星を挙げてしまってはいかがでしょうか?
喰いかかってきた相手に、「一理ありますね」と、理解を示すのです。
喰いかかってきた人サイドは自分が理解されたという状況になりますから、これ以上の喰いかかりどころを失う事に繋がります。
「お、おう、お前さんもやっとわかってくれたか」という気分を誘発し、それ以上戦う雰囲気を作り出さなくさせる効果が期待できます。
真に受けない事
相手に食って掛かる行動は、食って掛かられたサイドの心に少なからずダメージを与えます。
なので、真に受けるとあなたは自分を否定された不快感を得る事になりますし、最終的に疲れてしまう事でしょう。
なので、「相手は戦って勝つ事に重点を置いて生きているんだ」という事を改めて理解し、わざわざ真に受ける事を辞めるといいでしょう。
相手の真意が解れば、自分にとってダメージになりにくくなります。
まとめ
まとめますと、
- 食って掛かる人は”負ける訳にはいかない”という考えを持っている
- 食って掛かる人は、勝負の世界で生きてきている
- 共感より、攻撃をする人にはやはりイライラするもの
- しかし、そんな性格の持ち主は出世レースで有利かもしれない
- 食って掛かる相手には、相手を理解する対応が有効
- 相手をおだててみるのもアリ
ですね。
あなたの人生の一助になれば幸いです。