足を組むという日常にあふれた動作には、心理学的にどのような意味があるのでしょうか?

 

頻繁に何度も足を組み替えたり、大股を開いていたり、 足の配置は人により様々です。

 

足を組む動作は、心理学的にはとても多くの意味を含んでいるのです。
今回はそんな、 足を組むという動作から見える心理を紐解いていきたいと思います。

 

足を組む人の心理とは?

 

足を組んでいる人の心理というのは、相反する二つの心理を示しています。

 

一つは居心地の良さからリラックスしていることを表す心理です。

そしてもう一つは、不安や悩み事といった不快な感情を示すという側面があるのです。

 

足を組むという動作一つでも、相反する二つの考え方が存在しているわけです。

違いをどのように見抜けばいいのか?具体的に見ていきましょう。

 

足を組んでいて、 右足が上である。

足を組む際右足が上に来る人が、内向的で消極的な方が多いでしょう。

 

あまりずけずけと食い込んでいくような会話をされると、この手の方は困惑し、怯えてしまうかもしれませんね。

程よい距離感を保ちつつ、会話をするのがよいでしょう。

 

例えば実際に右足を上に足を組む人がいたのならば、あまり深入りした質問はせず、気楽に話しやすい空間を作ってあげることに専念し、距離を縮めた方がいいでしょう。

 

かといってあまりにも自分からアプローチないというのは相手の消極性も相まって問題となりますので、相手が喋りやすいように誘導してあげると良いでしょう。

 

消極的で内向的な性格の方には、 そういった誘導をとり行うことで喋りやすくしてあげるのです。

そして、話しやすく自分を導いてくれるような人に、消極的な人は好意を抱くことでしょう。

 

 

足を組んでいて、左足が上である。

足を組んでいて、左足が上にくるタイプの方が比較的、積極的で外交的な方が多いでしょう。

 

ラフにガンガン話を進めていっても、何の問題もなく受け答えが可能ですし、 積極的に話に乗ってくれるでしょう。

 

あまり細かいことは気にせず、 ストレートに話を進めていってもいいのではないでしょうか。

つま先を見る事で好き嫌いが解る

 

話をしている相手のつま先を見ることで、その人間が話してに興味を持っているのか?それとも興味を持っていないのか?、でしたり、話し手のことが好きなのか?それとも嫌いなのか?、と言ったことがわかります。

 

つま先の向きを見ればよいのです。

 

つま先の向きが話しをしている人の方を向いていれば、 話し手に好意を持っているか、話し手の話の中身に興味を持っているかのいずれかでしょう。

 

一方つま先の向きが、明後日の方向を向いているなら、話し手そのものか、話の内容が気に食わない可能性が高いということができるのではないでしょうか?

例えば足を組んだとき、地面についている方の足のつま先が、どの方向向いているのかを見れば相手の心理がわかるということです。

 

足や股を開く

組んでいた足を開いて会話するようになった方は、あなたのことを信頼してくれているのかもしれませんね。

 

股と股の間は股間です、人間の急所のいる場所ですから守りの体制に入ったのなら、または閉じるのが自然と言えるでしょう。

その股が開いているということは相手に一定の信頼を置いていると言っても過言じゃないわけです。

 

例えば飲み会で知らないかと一緒に話をさせられた時、 最初こそは緊張してしまって何の話をしていたかもわからず相手はどう思ってるのかもわからないため、ある種の危機感を覚えてしまうのです。

すると股を閉じてしまうような、例えば足を組むような動きを人間はしてしまうのです。

 

ですがだんだんと目の前の知らなかった人と打ち解け始め、お互いを理解できるようになってくると警戒心が薄れてきて、体も楽な体勢に近づいていくようになります。

 

その楽な体勢の1つが、 股を開いた体制なのです。

 

足を閉じる

足を閉じる動作は、不信とかプライドの高さとかそういったものが心理の奥底にあるのです。

 

相手に対してある種の不安感不信感を持っている場合は、 常に戦うような体勢でいなくてはならなくなるのです。

 

するとどうなるでしょうか?

 

相手にまっすぐ膝を抜け、足を閉じてしまうのです。

 

会社の面接ではそういったこうきをよく見かけるかと思います。

入試の面接を受けにきた就活生が、緊張のあまり体もガチガチと震え、足が閉じてしまい、声も上がってしまっているなんてことがあるかと思います。

 

これはまさに相手に対する警戒心でしたり、失敗したらどうしようといった恐怖心がもとになってそういう足の動きをしてしまうのです。

 

 

 

また足を閉じる心理にはもう1つあります。

 

 

プライドが高いかもまた、足を閉じた動作をすることがあります。

 

自分をきれいに見せたいもしくは自分をかっこよく見せたいと思っている人は、足を組んで自分をアピールしようとするのです。

 

例えば女性であれば、足をそのまま閉じて斜に構えるとか、男性であれば膝を前に突き出しながら、なんだか仰々しい雰囲気を出しつつ足を組むとかそういうことするのです。

 

これはプライドの高さがもとになって足を組んでいます。

彼らは雰囲気の良さ魚を醸し出すことが得意です。

そして、自分の世界観を大事にしています。

 

 

貧乏ゆすりをする

貧乏ゆすりをしてしまう人は、自分の心に何らかのストレスを抱えているのが原因で貧乏ゆすりをしてしまうのです。

 

ですから、足を見て貧乏ゆすりをしているのを見かけたら、 話の内容がストレスになっているか、あるいは話そのものが決まらないか、別事の何か嫌な事を考えているかしているはずです。

貧乏ゆすりという行動自体、ストレスが出たことに対する対抗策としてすることが多いですから、よほどのストレスが心にかかったからこそ起きてくるものなのです。

話の内容を変えるなり、いっそそこで話を切るなどして、一旦場を仕切り直すなおすといいでしょう。

 

またこれと似たことで、頻繁に足を組み替えるだとか、 足をぶらぶらとさせ始めると言った動作が見受けられる場合は、話の内容がつまらなくなってしまって一刻もその名を離れたいみたいなことを考えていることが多いでしょう。

 

 

ふくらはぎ~足首の当たりで足を組む

ふくらはぎから足首の辺りで足を交差している人は、子供らしい自由な感性を持った方が多いでしょう。

 

想像力や発想力が豊かで、自分の世界感を作るのが非常に上手い人です。

 

すごく楽しそうで、ウキウキワクワクしたような空気が全身から触れているのもこの子の特徴だということができますね。

 

ある意味、空想の世界で生きている人だということができそうですよね。

 

すぐに足を組む人

足を組むという行動でしたり、足を動かすといった行動は、 慣れない人間同士の間で、もしくは、上下関係のあるようなところではそう簡単にできることではありません。

 

そんな中ですぐに足を組んだりすることができる人というのは、 おそらく組織の中で偉い立場にいる人間だけでしょう。

 

もともと自分が偉い立場にいるので、恐れる事なくビクビクせずに会話することができます。

だからすぐに精神的に安定しやすく、真っ先に足にその安心した心が、足に表現されるのです。

 

その一つが足を組むという行動なのです。

 

 

足の動きが止まった/組んでいた足を戻した

話の内容が、何か重要な話が興味がある話へ切り替わった時、その人の集中力が一気に話し手へ向くことがあると思います。

 

これはつまり、話の内容が凄く面白かったり、集中して聞きたいと思えるほど重大な話をしていると感じたからこそ、足の動きが止まっているのです。

神経を話せに集中させているという、一つの証拠として使えますね。

 

例えばあなたが友人と話をしていて、彼女の話になった途端急に足の動きが止まり、あなたの方を向いて真剣に話を聞きたがっているのならば、聞き手にとって重大な話をしたからだと言えます。

 

つま先が上を向いている

かかとだけは地面にあてがい、つま先が上を向いている方は、いい気分になっていることが多いでしょう。

上機嫌なのです、その天にも昇るような心地よい気分がそういった仕草を誘発してしまうのでしょう。

 

もし友人が、そういった仕事を見せているのならば、何か嬉しいことがあったのかもしれませんね。

「何かうれしい事でもあったのかい?」とでも声をかけてみましょう。

楽しそうに返答してくれるはずです。

 

両足を開く

両足を開いて、どんと構えている人というのは、精神的に臨戦態勢だということが言えますね。

 

足を開いた分だけ相手のスペースが阻害され自分のスペースが確保されます。

このことから自分の縄張りを主張する心理として、 足を開くという行動が取られてくるわけです。

何か喧嘩をしている時、交渉して何かを開いてから引き出そうとしている時、この両足を開くという動作が出てしまうと言う事は、相手は臨戦態勢にあると言えます。

 

足を何かに絡める

足を椅子の足に絡めたりテーブルの脚に絡めたりする動きをする人は、何か不安感・不快感といったものを持ち合わせていてそれを解消するためにそう動くことが多いです。

 

例えば、会話の内容に何か不快な点があったり、会話の内容が面白くなかったりした時ストレスが溜まるわけですが、そのストレスの解消法として無意識に足が、椅子の足でしたり、グルーの足に絡めたりしてそちらでエネルギーを発散させようとするのです。

 

比較的、大きな不快感の表れと言いますね。

 

つま先を相手から遠ざける

例えば4脚の椅子に座っていたとして、イスの真下部分に足を引っ込めてしまっている場合、相当強い不快感か恐怖感を感じていることが多いです。

 

その場から逃げたい、これ以上この場にいたくない、といった思いを持っている時に、そういった動きが出てしまうのです。

 

話の内容変えてしまうなりして、本人の好きな話題に変えてあげたほうがよいでしょう。

 

まとめ

足の組み方見ることで、いいものから悪いものまで様々な心理状態を見ることができるということがおわかりいただけたかと思います。

交渉の場でも、ちょっとした雑談の場でも、足を見ることは容易に可能ですから、これは汎用性の高い心理解読が可能だと言えそうですね。