「もう疲れた…何もやりたくない…」
あなたは、気力も体力も、やる気が失せ、何もしたくないし考えたくもないという気分になっているかもしれませんね。
そんなあなたへ、今後どう動くべきか?
また、どう考えるべきか幾つかの解決案を提示したいと思います。
まずどう疲れているのかを見て、それぞれの解決策を述べていきます。
何故疲れたか考える
まず一概に、「疲れた」と言ってもその種類は千差万別です。
ですから、まずはどのように疲れたのか見定めましょう。
「夜に疲れる」「朝は元気~普通」という方へ
1日の中で疲れている時と、疲れていない時の起伏があるという方や、夜になると疲れると言う方は、健全である事が多いです。
当たり前ですが、1日活動すれば寝る前には疲れます。
1日8時間以上働く方が多くいるのですから、当然と言えば当然ですね。
この手の方は、”よりメリハリのある1日を過ごす”事を提案します。
「疲れた」と愚痴る時間にメリハリある行動を起こし、寝る時間や休憩時間を増やすよう取り計らう訳です。
早めに風呂に入る・早めにご飯を済ませる
やるべき事を手早くパパパッとこなす事で、やる気と気力がわきます。
逆に、ゆっくりとのっそりと動いていたら、やる気も気力も出ません。
多くの人は、夜にお風呂やごはんを食べますが、その時間にのっそり動いていたら元々の疲れも相まって、より疲れる事が多くなるのです。
ですから早く帰って、早くご飯を食べて、早く寝て、スムーズに事を進めるようにしましょう。
これは、翌日に疲れを持ち越さない為のちょっとした努力の話です。
筋トレや、ランニング等のスポーツを始める
1日に1キロのような距離で構いませんし、別のスポーツでも構いませんから、スポーツを生活のどこかに組み込んではいかがでしょうか?
これは要するに、基礎体力を付けさせてより疲れに強い体に鍛えるという考えに基づいた提案です。
疲れた体になる要因の1つは、運動不足が原因の体力低下でもある訳なのです。
なら体力を底上げすればいいじゃないか、と言う事になります。
最初から、重めなトレーニングを積んで何とかするのは難しいかもしれませんね。
ですから、最初こそは継続させる意味を込めて軽いトレーニングを習慣づけます。
- 1キロの距離を走る
- 10キロのダンベルを20回持ち上げる
- 腕立伏せや、腹筋等を組み込む
- 自転車通勤
等、手軽に簡単に始められる事から始めていけばいいのです。
ちなみにですが、筋肉は今の自分に多少の無理をきかせる事で徐々に筋力をつけていきます。
体力もこれと同じで、多少の無理を利かせつつ努力を積み重ねると”体がそれに慣れ”始めます。
かといって、継続できない事には意味は無いですから、最初は簡単に始められる事からスタートさせて兎に角「継続」させる。
その結果徐々に運動にも慣れ始めるとともに、体力も向上しより強いメニューにも取り掛かれるようになるという訳なのです。
早めに寝る
疲れたを連呼する人の中には、時折言ってる事とやってる事が矛盾する人がいます。
昼は「疲れた」と言っているのに、遊べる時間になると急に元気になる人です。
この手の人物は自分の人生が悪循環になっている事に気づくべきだと考えています。
夜は楽しそうにしつつも、昼間にそんな愚痴が出るという事は、おそらく昼間に”不本意”な事をやっている訳です。
好きな事をやっている最中は愚痴なんて出ませんからね。
で、その”不本意”を夜の遊びで解消しています。
オフの時間に、自分の人生に+になるような事をしていれば、仕事もプライベートもメリハリのある人生を送れるようになると思いますが、疲れたを連呼する人はそのメリハリが無い事が多いのです。
もし、夜の時間を”無くても人生に何の影響ももたらさない”事に使用しているなら、それを取りやめてはいかがでしょうか?
睡眠の質に問題があるならこうすべき
眠る事その物に問題を抱えているなら、その問題を解決する事が先決です。
まず眠れない単純な原因の1つは、ストレスの影響で交感神経が高ぶってしまっており、眠ろうにも興奮してしまって眠れないというパターンでしょう。
このパターンの人は、まずリラックスをするような取り計らいをして、心を落ちつかせる所から始めていくのが良いでしょう。
例えば、ストレッチをする、マッサージをする、アロマを嗅ぐ、ホットミルク等を飲む、瞑想をする…
と言った方法が有効打となります。
まず心を落ち着かせて、その後に眠るという訳なのです。
眠りがちゃんとしていれば、体力もちゃんと回復するはずですから、疲れたという気分も湧き出ないはずです。
大抵の人間は疲れが取れると感情が良くなり、それと共に元気になる。
人間は感情の生き物です。そして、この感情の力は理性の何倍も強力なのです。
もう一度言いますが、“理性の何倍も強力”なのです。
ですから、疲れたという気持ちと、それに付随する感情のせいで、倦怠感が何倍にも増して感じられてしまうのです。
これを言い換えれば、人は疲れた時、極端に疲れたと感じてしまうという訳なのです。
ですから、「体が重いと感じたとしても、実際はそこまで重くもなんともない。感情が極端な表現をしているだけだ」と言う事を、心の片隅において置いてほしいのです。
疲れた時に、この言葉を思い出していただければ、何でもないような事だと自力で認識する事が出来るようになっているはずです。
やりたい事/やるべき事を再認識する為に、”紙に書く”
やるべき事を紙に書き出すだけで、やる気というのは湧き出るものです。
というのも、紙に書き出すという事は明確な目標を思い出す・再認識するという事に繋がるのです。
何をすべきか、解らないしどうしたらいいか、わからない宙ぶらりんな状況は停滞感を生み出し、やる気を捥ぎ落してしまいます。
なので、明確に目標を設定し今からやる事を認識する所から始めると不思議とやる気が湧き出て来るのです。
「よし、次はコレをやろう」と、明確に理解できるからです。
精神的に参っている
肉体的には問題ないのだが、精神的に追い込まれている人はどのような考えを持つべきなのでしょうか?
感情は、実態を数倍にして受け止めるという事を理解する。
精神的に参っているあなたは恐らく、感情が上下に激しく揺れ動いていたり、もしくは凄く低いテンションになってしまっているかと思います。
そんなあなたに覚えておいてほしい事があります。
感情は凄まじく、”極端”な動作をするのです。
1の事を10に拡大して、10の事を100に拡大して極端な感情を沸き立たせてしまうのが、人間の感情というものなのです。
なので、息子か娘さんにちょっとしたプレゼントを貰えたらそれだけで凄く嬉しい気分に舞い舞ってしまいますよね?
また、奥さんや旦那さんから誕生日プレゼントとしてチョコレートや労いの言葉を貰えたら、凄く嬉しい気分になりますよね?
貰えた物の価値に不釣り合いなほど大きな喜びの感情が湧くと思います。
逆に、100円を自販機の下に落としただけでも何だかムッとしてきますよね?
1回赤信号に停められたも、なんだか嫌な気分になりますよね?
嫌な気分になった要素をちょっと深堀して考えてみてください。
これらは実際に人に大きな損害を与えていますか?
与えていないですよね。
感情は、極端です。極論です。
この考え方を覚えておけば、感情に振り回されるたびに「感情は極端だ。それに流される人生なんて馬鹿馬鹿しいなぁ…」と、冷静に思い返せるはずです。
自分に自信を持つ為に、小さな事で自分を褒める。
自信を持つ事が出来ると、何かに巻き込まれた所で「どうにかなるだろ。自分だし」と冷静なれるようになります。
この心の安定感は、倦怠感や無力感を跳ね飛ばしてしまう力があるのです。
何もしたくないとか、疲れたという考え方はそもそも自信の無さからくる、無力感から出て来る事が多いです。
自分は優秀だとか、自分には価値があると考えている人は、やりたい事が泉の水の如く湧き出てきますし、ちょっとした難関も自前の気力で乗り越えてしまいますから、結局優秀と言われる人になる事が多いのです。
しかし、自信が無い人は、その挑戦欲求も弱いですし、ちょっとしたことで簡単にリタイアしてしまうので、結局何も達成できないという”ループ”にはまりこんでしまうのです。
この負のループにかかろうものなら、その後の気力はどんどんもぎ落されていきます。
「どうせなにやっても上手く行かない」
「何も成し遂げられない」
「何もできない」
と、自分を追い込んでしまうからです。
このように自分を追い込んでしまえば、いずれ”何もしたくなくなるでしょう”.
何かするたび、自分の評価が下がるからです。
こういう人物が、やるべき事は”確実に達成できる物を意識的にこなす”事です。
日常で出来ているものを幾つか考えてみてください。
例えば皿を洗うとか、普通に仕事をこなすとか、挨拶をするとか、そんな程度の事でいいのです。
よく考えると、上記のような”あたりまえ”すらできていない人も多くいる事に気づけます。
両手両足が使えない、気力も性根も尽き果て無職になった人、人付き合いが心底苦手で対人恐怖症になった人…
こう言う人と比べれば自分はまだ、出来る人だという事に気づけるはずです。
当たり前は、出来て当然と言う物ではありません。
当たり前は、出来たら素晴らしいものなのです。
そんな当たり前が出来ているのですから、今度はそこを足掛かりにもう少し大きなことを始めていくように仕向けます。
例えば、毎日ランニングをして痩せるとか、毎日副業の作業をこなすとかです。
自分を褒める閾値を、引き下げるだけ引き下げて簡単に自分を褒めて下さい。
些細な事で自分を褒めるところから始めて、自分は自信を持っても良い人間なんだと認識するところからがスタートです。
妄想しているのか、現実なのか見分ける。
人間の想像力というのはとても豊かです。
車の発明や、飛行機の発明、インターネット、果ては美術作品まで、様々な物が生み出されてきていますね。
ですがこの想像力は、勿論悪い方にも使われることが多いのです。
特に自分の気持ちを悪い方へ引っ張る使い方は、避けた方がいいでしょう。
被害妄想という物があります。
この妄想をしている人はありもしない恐怖や攻撃からもを守るべく1人で奮闘してしまいます。
第三者が見たらどう見ても話しに整合性がありませんし、意味が解らない行動だと受け止められます。
ですが、当人は存在しない攻撃に対抗すべく必死になってしまっているのです。
この、ありもしない物事を生み出すのが上手なものこそが想像力なのです。
はたから見ればばかげていると思えるかもしれませんが、多くの人がこれと似た事をしています。
「某・良くある病気の症状・傾向から、危篤な病気を警告する番組」を見た時なんか、「自分もその病気なのでは…!?」と不安な気持ちにさせられたものです。
ですが、実際にそんな病気になっている事なんて無いのです。
不安の9割5分は実際には起きない物事なのです。
ここで今一度考えてみましょう。
その詰まった気持ちは、本物なのですか?
実は思い詰めるようなものでは無かったのではありませんか?
まとめ
肉体的に疲れている人は、
- 早めに風呂に入る・早めにご飯を済ませる
- 筋トレや、ランニング等のスポーツを始める
- 早めに寝る
- 睡眠の質に問題があるならこうすべき
- 大抵の人間は疲れが取れると感情が良くなり、それと共に元気になる。
- 紙に書き出す
という解決策があります。
そして、精神的に疲れている方は、
- 感情は、実態を数倍にして受け止めるという事を理解する。
- 自分に自信を持つ為に、小さな事で自分を褒める。
- 妄想しているのか、現実なのか見分ける。
と述べさせていただきました。
疲れてやる気が無いなら、それはそれで仕方がない事です。
重篤に受け止めないでください。普通に「疲れてるんだなぁ」と受け止めて下さい。
その上で、「じゃあどう対策を練ろうか?」と思考を進めて1つずつ解決してい行けばいいのです。
何かがストレスになって、貴方は疲れているはずです。
だから、ここまで貴方は十分戦ったと言えるのです。