「あの人、また匂いを嗅いでる…」
匂いを嗅ぐ仕草・癖を持った人を見ると、何故匂いを嗅ごうとするのか何とも不思議に思う事が多いでしょう。
この記事では、
- 匂いを嗅いでしまう科学的理由
- 子供が匂いを嗅ぐ時
- 大人が臭いを嗅ぐ理由
- 食べ物の匂いを嗅ぐのは何故?
と、匂いを嗅ぐ理由を幅広く解説致します!
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匂いを嗅ぐ癖の心理とは?
そもそも、匂いを嗅ぐという行為には一体どのような意味があるのでしょうか?
匂いを嗅ぐ行動には、リラックス効果を期待する事ができるのです。
それが人間であれ、食べ物であれ同じです。
匂いを嗅いで、気分を落ち着かせたり気分を解消させたりしていると言う事なんですね。
しかしながら、匂いを嗅ぐという行為は意識的に成される事はさほど多くは無いのです。
無意識な活動の一環として匂いを嗅いでしまうという訳なのです。
例えば、自分の体臭をクンクン嗅いでいる人が居るとしましょう。
この人は何も、嗅ぎたくたくて臭いを嗅いでいるのではなくて、何となく無意識に臭いを嗅いでいるのです。
靴下とか、自分の足の臭いとか、相手の体臭とか、そういう臭いにはリラックスさせる効果があるのです。
※余程の悪臭の場合は話は別です。
体臭には、アロマを嗅ぐのと、近い効果が期待できます。
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好きな匂いを発するあの人は、遺伝的にあなたと遠い人
なんだか癖になる体臭をお持ちのあの人はもしかすると、遺伝子的に遠い人物かもしれないのをご存知でしょうか?
スイスのベルン大学で行われた実験で興味深い結果が出ています。
これは、ベルン大学の元教授、クラウス・ウェーデキント博士による実験で、44人の人にそれぞれ2晩シャツを着てもらい、それを49人の別の人に嗅がせて反応を見るという実験を行ったのです。
結果は、なんと遺伝子的に遠くの人の体臭を好む傾向にあるという事が解ったのです。
何故、”遠い人”が選ばれる?
なお、遺伝学的には、近い遺伝子を組み合わせるよりも、遠くの遺伝子同士を組み合わせる方が良いという事が解っています。
遠い方が良い理由は、遺伝子のあらゆる良い部分を、”補完”しやすい関係になるからです。
その、遺伝学的な遠さを、匂いで判別できるという事なのです。
匂いを嗅ぐ癖を持った子供は、チックなのか?
続いては、子供と臭いを嗅ぐ動作の話です。
子供が手の臭いを嗅ぐ動作を、していたならチックである可能性があります。
突発的、反復的、そんな動きを繰り返すようなら、もしかするとチックの可能性があるという事です。
何かに集中している時や、睡眠時に癖が消える事も特徴ですね。
この場合は、暖かく様子を見守ると良いでしょう。
チックは、無理やり治すべきものではなくて、時間の経過と共に徐々に回復していくものですから、子供の様子を静かに見守るようにするのが一番いいのです。
成長するとともに、自然消滅する事が多いのですから。
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