根に持つ心理とはいったいなんでしょうか?

 

それは、”自己中心的な性格が原因”であったり、 “妄想癖”であったり、”人生経験が浅い事が原因”であったり、”単に生理的に受け入れられない”といった理由だったりと、幅広く色々な原因があります。
今回は、根に持つ人物の、心理を幾つかのパターンに分けて紹介していきます。

根に持つ心理パターン1:自己中心的な性格

自分が世界の中心だということを前提に物事を考えているから、相手が理想通りの動きをしなければ当然のように根に持つようになります

相手は自分の思ったことをやって当然と考えているのですからそのお願いが通らなければ怒れくるということです。

 

なぜこっちの要望通りにやってくれないのか?

なぜあなたは自分勝手に事を進めるのか?

 

と、自分勝手な考えを、頭の中に作り出して行きます。

 

結果的に普通な人間であれば「それは自分勝手な行動だろうから相手に押し付けるのは良くないことだな」と考えて根に持つなんてことはしないはずです。

ですが、一般常識から外れてしまっているほどに自己中心的な性格の持ち主は自分の要望が通らなかったから言う理由で、根に持つようになるのです。

 

根に持つ心理パターン2:自尊心が強すぎる

強烈に強い自尊心のせいで、ちょっとしたことが精神的なダメージになり根に持ってしまう状態に発展する事があります。

 

ある意味自分勝手とも言うことができる性格ですが、こちらは要望が通らない事を理由に一方的に怒るのではなく、要望が通らないと通らなかったことを理由に心のダメージになってしまうという面倒くさい性質の持ち主と言えましょう。

 

当然心にダメージが入ってしまえばそれについてじくじくと考え続けることになってしまいます。

そうなった時に相手のことを延々と逆恨みし続けることになってしまいます。

 

これが根に持つ行動をとってしまう心理と言えます。

 

根に持つ心理パターン3:人生経験が浅い・人間関係が狭い

人は自分というものを冷静に見る為に、多くの人を見ることが大事です。

寛大な人から厳しい人から心の狭い人から優しい人まで幅広く見ることで、他人に対する予備知識がたくさん増えていくし、他人経験が豊富になれば多少やっかいな人が来てもびくともしなくなります。

結果、「こういう人も世間には普通にいるしねぇ…」とのほほんと構えることが可能になってくるのですが、人生経験の浅い人や人間関係が狭い人はそういう幅がないので、相手のちょっとした言動や行動がこの世の全てのように感じてしまって結果的に根に持つのです。

 

個性的な人物や癖のある人物への耐性といったものが全くないような状態になっていますから、もっと幅の広い人生経験を積ませることで改善されてくることでしょう。

要するにこれは慣れの問題です。

 

根に持つ心理パターン4:我慢に我慢を積み重ねていた

堪忍袋の緒が切れるという言葉で表現できる精神状態です。

我慢に我慢を重ねた結果爆発してしまったということですね。

 

普段落ち着きのある人物・仏のようにやさしい人物が、これに引っかかってしまうことがあります。

心の奥底では嫌だなと思っていても no と言うのが怖くて、相手の取る嫌な言動や行動に我慢してしまうんです。

ところがその我慢というのも限界があります。必ずどこかで爆発してしまうものです。

 

我慢を強いている側の行動が一線を越え続け、一方的に嫌がらせ・攻撃を続けているとある時爆発します。

そうなった時一回爆発して終わりになれば話は済むのですが、そうならなかった時が大変です。

 

根に持たれ続け、延々とその時の事を恨まれ続けるなんて事も起こって来るのです。

溜めるに溜め、我慢に我慢を続けたせいで、1回の激怒ではまだ割に合わないと思っているのでしょう。

 

だからこそ、根に持ちえんえんとジクジクと攻撃的な態度を続ける事になるのです。

 

根に持つ心理パターン5:悪い方への妄想癖がある

たった一つのネガティブな物事から、連想ゲームをしたかのように悪い想像を働かせてしまっているなんてこともあります。

 

人間は想像の生き物ですから、次から次へと物事をイメージすることが得意です。

ちょっと嫌なことがあった時に 「別の嫌なことが起こるのではないか?」といったように想像膨らませてしまうなんてことを人がやらかしてしまうのです。

 

これは誰しもがやってしまいがちなものですから、悪い方へ連鎖的に想像を働かせてしまう傾向が出たら、それに気づいて止めてしまうのが吉です。

 

なお、この連想を悪い方に使い続けると、そのうち根に持っているかのように見られるようになります。

24時間体制で悪い連想ゲームを頭の中で繰り広げていますから、いつ合っても悪い妄想の話をし始めるからです。

 

 

根に持つ心理パターン6:単純に嫌いな人だった

感覚的に会わないとか性格的に合わなくて嫌いになってしまった人のことを想像し続けるなんて人もいます。

別事を考えればいいものを、嫌いになってしまった人のことを悶々と考えて1日中イライラしているということですね。

 

これは根に持っているというよりも生理的に受け付けないという態度を示され続けているという表現の方がしっくりくるでしょう。

 

何かよやられたから嫌いとかではなく生理的に受け付けないのです。

だからあなたの顔を見合わせる度に、しかめっ面になってしまうかもしれませんし、あなたと顔を見合わせるたりにいやそうな雰囲気を醸し出してしまうのです。

 

こればかりはお互い理解しようと努めようとしたり、お互いが歩み寄ろうと努力しようとしない限り解決しないでしょう。

 

まとめ

根に持つ心理をまとめます。

  • 自己中心的な性格
  • 自尊心が強すぎる
  • 人生経験が浅い・人間関係が狭い
  • 我慢に我慢を積み重ねていた
  • 悪い方への妄想癖がある
  • 単純に嫌いな人だった

ですね。

 

あなたの人生の一助になれば幸いです。