兄や姉が居て、弟や妹が居る微妙な立ち位置に置かれた存在。

 

それが中間子な訳ですが、そんな中間子には一体どんな特徴や心理があるのでしょうか?

 

兄や弟等であれば、お兄ちゃんらしさとか、弟らしさというと、何となく想像が出来るのですが、中間子というとイマイチイメージが湧き出てきませんよね。

この記事では、そんな中間子の心理。特徴をお伝えしていますから、是非参考になさってくださいね!

中間子の性格・特徴1:高いコミュニケーション能力

コミュニケーション能力が育ちやすい環境にあるため、社会に出ても何だかんだで社交的に振る舞う事が出来るのが、中間子の特徴の1つです。

 

何故なら、上司的存在の兄・姉、部下的存在の弟・妹に挟まれているからです。

この環境であるせいで、上下関係や、人間関係の構築について理解するいい機会となり、結果社交性の向上につながるのです。

 

では、「会話等が無かったし、兄弟間のコミュニケーションも少なかったのだが、それでも社交性は身に付くのだろうか?」と不安になる人が居るかもしれません。

そうであっても、やっぱり社交性が高くなる条件は整っているのです。

お兄ちゃんを見ていれば、

  • 親からの叱責
  • 長女・長男として弟や妹を引っ張っていくようにする指導
  • 長男・長女特有のプレッシャー

等を見ているはずです。

 

次に中間子の、弟・妹を見れば、

  • 甘えられる環境
  • 中間子の自分が指導するという経験
  • 長男と末っ子間の人間関係観察

をする・見る事になる訳です。

 

こういった事から、中間子は上下関係を実体験・観察できる絶好な環境に置かれている訳で、社交性が伸びていくのです。

 

中間子の性格・特徴2:協調性が高く世渡り上手

場の空気をくみ取るのが上手く、協調性が高くなりやすいのが中間子の特徴の1つですね。

 

中間子は上と下に挟まれた立場に立たされていますよね。

そうなると、中間管理職的な大変さが嫌応にも、のしかかってきますから協調性が高まっていくのです。

 

下の兄弟姉妹が、何かの粗相をすればそれに対応するのは、自分か、もしくは上のお兄さん・お姉さんとなります。

そこでドタバタして自分が怒られたり、末っ子が怒られているのを自分が止めたり、兄や姉から理不尽な叱責を自分が受けたりと色々な災難が苦労がのしかかって来るのが、この中間子なのです。

 

その結果、経験が豊富になりがちになり、協調性・世渡りに良い影響を出すようになるのです。

親の立場から考えても、指導をする兄的立場でも、教わる弟的立場とも言い切れない微妙な立ち位置に中間子が居ると思いますが、それが、上下関係を理解するいい場所になっているという訳です。

 

中間子の性格・特徴3:上下関係に挟まれても上手く対応可

中間子は立場上、上と下双方の立場においてどう振る舞うべきか理解しています。

なので、上下関係に挟まれても割とへっちゃらです。

 

自分が長男だと指導をする事はあっても、される経験は割と少ないはずです。

末っ子だと、教えてもらってばかりになりがちです。

 

しかし、中間子は違います、その双方を経験している訳です。

なので、立場上、上の相手でも下の相手であってもどう立ち回りどう会話をしたらいいのか解っているのです。

成人するまでの20年間の間に、上手に甘えられる方法も、人を指導する手腕も身に付けている中間子は、社会に出ても上下関係に上手に対応できてくるようになります。

 

中間子の性格・特徴4:負けず嫌い

 

兄弟はよく親に比較をされます。

その中でも、抜きんでて複雑な比較のされ方をするのがこの中間子。

 

何かで兄・姉に勝ったら今度は下の兄弟と勝負をさせられ、逆に、下の兄弟に勝てたら上の兄弟とも戦わされます。

更には中間子は兄でも弟でもある微妙な立ち位置が原因で、「お兄ちゃんだから」「弟だから」とひいきされて何かサービスを受けられない立場にある事が多いですので、何かにつけて競り勝つ事で自己表現する事になります。

 

結果、負けず嫌いな性格が形成されやすくなるのです。

 

中間子の性格・特徴5:自己表現が上手い

 

中間子は上下から板挟みにあい、自分の立ち位置がよくわからない。あやふやにされる傾向にあります。

なので、自分をちゃんと理解してもらうべく自己表現をする事を覚えます。

結果、自己表現が上手くなるのです。

 

具体的に言いますと、長男・長女であれば弟か妹しか持たないのですから、どうであれ指導をする立場・規範となるべき立場として育つ事が多くなるのです。

末っ子であれば、自分は育てられる人・誰かに付き従う人・誰かから学ぶ人という立場に置かれがちになります。

それぞれの役柄を、親に任命されやすい訳で、親からも立場毎の立ち回りを斡旋させられる訳です。

 

しかし、中間子は違います。

どちらともつかない微妙な立場なので、兄でもない、弟でもない何とも言い難い立場に置かれるのです。

その結果、立ち位置がよくわからない薄い人になってしまいがちなのですが、そこに新しく立ち位置を持ってくるのが中間子。

兄・姉と末っ子の喧嘩を止める仲裁者となったり、末っ子の面倒を見る、兄寄りの立場になったり、兄に甘える末っ子の立場になったりして自分らしさを表現するようになるのです。

 

結果、自己表現が上手になっていきます。

ところで、末っ子で長女な子の特徴とは一体なんなのでしょうか?

関連記事:末っ子長女あるある・特徴7選|”ワガママで無責任”って本当!?

見る事で、兄弟姉妹というものを理解する事ができます。

中間子の性格・特徴6:自由主義

中間子は上下からの圧力、押し付けが強い環境で育ったため、自由さを制限されることが割と多い立場にあります。

 

上の兄弟姉妹がいる時は、そこからの”おさがり”が押し付けられたり、兄がやりたいと思った事等が無理に優先されたりしたことでしょう。

また、下の兄弟姉妹がいる時はそちらの世話もすることとなりますので、自分の時間をある程度制限されてしまうのです。

 

そんな環境にずっと置かれて成人しますから、自由を求めるのは当然のことと言えますね。

 

中間子の性格・特徴7:他人の評価を気にする

中間子は他人の評価を気にする傾向があります。

 

なにせ自分が目立たないのが中間子の特徴です。

 

まず、一番期待のかかる長女長男。

親としては家を引き継ぐ立場にあると無意識に考えますし、最初から育ててきた一番思い入れの大きな子となってきますから、それ相応に目が向いてしまうのです。

生まれながらにして、注目を得られる立場の子と言えます。

 

そして次に、一番幼く手間がかかる末っ子に親の目が向きます。

年齢的にも、経験的にももっとも貧弱なのがこの末っ子ですので、親の注目もかける手間も両方この末っ子に集中してしまいます。

小さい子であればあるほど、手間のかかり方も大きくなりますから、末っ子が生まれ自分が中間子となった途端に、親からの注目が無くなってしまう訳です。

 

こういった記憶がある中間子は、自分を目立たせるべく色々な策を講じるようになります。

また、そこから転じて他の人の評価を気にするようになっていくのです。

 

中間子の性格・特徴8:野心家

 

中間子は、何もしなくてもなんでも手に入る立場にありません。

つまり、力をもってして(もしくは何かの工夫を持ってして)目標になるものを手に入れなくてはならない状態で育ちます。

 

この土壌が、中間子を大きく育てることになります。

そう、野心を持ち実力と力で何かを手に入れようとする傾向が強まる訳です。

 

ある意味末っ子は甘えられる立場である事が多いですから、何もしなくても仕事が来る公務員的な役職が向くでしょう。

が、中間子はその仕事を自分の手でつかみに行く傾向があるのです。

 

起業家・投資家など一般より独立性の高い仕事にある程度の適正を示してくれるかもしれませんね!

 

中間子の性格・特徴9:空気を読むのが上手い

 

中間子は、上下関係にもまれた人生を歩んでいると言えるでしょう。ですから、空気を読む力が自然と構築されていくのです。

 

考えてみてください、上の兄・姉からは散々にこきつかわれ、いじめられ、そして何かをする際の決定権を奪われています。

そして、下に弟ができれば、兄らしく振る舞うよう強制されてしまいます。また、上の兄弟と下の兄弟(つまり自分)との関係性から、どんな事をされると嬉しいか?嬉しくないか?も理解していますから、上下関係を熟知せざるを得ない環境と言えますよね。

 

こういった環境が、空気を読むのが上手くさせてくれるのです。

 

中間子の性格・特徴10:要領がいい

中間子は、親のみならず、長女長男というお手本がいて、末子というお手本が居ます。

 

それぞれは成長の過程が違い、親であれば成熟しきった観点から物事をこなしますし、上の兄弟姉妹であれば中間子に近い観点から物をこなします。

そして末子の行動を見て、何が良くないか?どうすればうまく行くか?といったデータが多く取れるのです。

 

このようにとれるデータが多種多様な違いがあるのが中間子です。

 

その環境下で育つわけですから、要領はあきらかによくなる事でしょう。

中間子の性格・特徴11:我慢強い

 

兄弟に挟まれることは、すなわち我慢との闘いでもあります。

 

兄姉を補佐する事と、末子を育てる事を両方こなさないといけない立場だからです。

 

兄や姉から弟に押し付けるものと言えば、厄介ごと、とか、何かの行事があった時の手伝いetc色々な物があるでしょう。

一人っ子と比較しても解りますが、兄弟がいることによって、我慢をしないといけない面が割と多く存在している事が解りますね。

 

また、末子がいればそちらの保育の手伝い、ワガママやお願いの聞き取り等もしないといけません。

特に生まれたばかりの子であれば、文字通り子育てを強要させられるようなものです。

親の補助もあるでしょうが、基本は手伝わさせられる立場にあったはずです。

 

かくして、我慢強い中間子が誕生するのです。

 

中間子の性格・特徴12:コツコツ努力型

 

中間子は、コツコツとした努力を好むタイプの子が多いです。

 

一人っ子の場合、親から愛情を無制限にもらえますから、何もしなくてもなんでも手に入る…という事もしばしば起こります。

 

しかし、中間子の場合はその全くの逆です。

上の兄弟がいる分だけ、自分への親の注力がそれますし、下に兄弟が出来ればやはり親からの注目が無くなることになります。

 

何もしなくても、何でも手に入る位置に中間子はなれないのです。

 

その環境がコツコツ、確実にモノを積み上げていく性質を創り上げるのです。

 

まとめ

中間子の性格と特徴をまとめます。

  • 高いコミュニケーション能力
  • 協調性が高く世渡り上手
  • 上下関係に挟まれても上手く対応可
  • 負けず嫌い
  • 自己表現が上手い
  • 自由主義
  • 野心家
  • 空気を読むのが上手い
  • 要領がよい
  • 我慢強い
  • コツコツ努力型

ですね。

こうやってみると、中間子というのは、上下から来る人間関係において、微妙なかじ取りを迫られている人だと言い換える事が出来ますね。

あなたの人生の一助になれば幸いです!