会議で、何気ない会話で、飲み会で。
「つまり○○って事だな?」
「つまり××って意味だ。」
という言い回しをする人が居ると思います。
なんだか話の主導権を握られているような気がして気持ちよくない人も多いかもしれませんね。
彼らはどんな心理でそんな口癖を使っているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
「つまり」が口癖な人の心理・性格とは?
理論的な思考回路を持っていて、情報整理をするのが上手い
つまりが口癖の人の性格の1つは、「理論的な人」という事です。
話が一度に詰まってしまい進みそうにもなくなった時に一度話を切り直してくれる作用が、この「つまり」にはあります。
ですから、話を解りやすくまとめる、というニュアンスがある訳です。
井戸端会議や、ちょっとした雑談等を取ってみれば解ると思うのですが話が冗長で解りにくいような事になってしまう事も多々あります。
そんな中で「つまり○○だな?」と言ってくれる人というのは話を上手に円滑にまとめてくれる人だといえる訳です。
この喋り方の根底には、円滑に話を進めたいという思いがあります。
場合により、逆に理論的な考えを持つのが苦手な人なんて事もある
逆に、理論的に考えられない人もこの「つまり」という口癖を使ってきます。
どういう事なのか?と言うと、自身の混乱防止のためにつまりを使っているのです。
話が分かりにくく冗長になればなるほど混乱してしまいます。ですから、ある程度の所で話を整理しないと何処でどんな話に繋がっているのかが解らなくなってしまうのです。
例えば営業マンが家に来て保険の説明をしたとしましょう。
契約の内容なんて中々複雑なものですよね?また値段や割引内容も理解できないものや、よくわからないものが多いですよね?
そういう時に、「つまり僕の契約では3割引きという事になるのですね?」と、単刀直入な回答を聞く事で、自分の理解と相手の解説に食い違いは無いかどうかを理解しようとする訳です。
話の内容が理解できなくなり混乱する事を防ぐ効果もあるという訳なんです。
こちらは、相手への配慮と言うより理解の為の「つまり」と言えます。
隠れたリーダーシップの持ち主とも言える
つまり、を使う人3つ目の心理はリーダーシップではないでしょうか?
「つまり」というキーワードは場を仕切る事が出来ます。
つまりある種のリーダーシップの表れだとも言う事が出来ますね。
仕切りたがりな性格があれば話だってなんだって主導権を握ろうと考えるものです。
その主導権を握る性格が、話を上手にまとめる為に使われたのなら賢くみられるでしょう。
ただ自分の意見をゴリ押す為に使われたら、相手は違和感や不快感を覚えます。
折角主導権を握る野ならば、相手に対する配慮はちゃんと持ちたい所です。
まとめ
- 理屈っぽい性格の現れ
- 混乱しないために話を纏めようとしている。
- 場を仕切りたがる。
ですね。
「つまり」という言葉は良い面と悪い面が表裏一体に出る口癖だと言えます。
相手への理解があり配慮があれば、解りやすい、賢い話し方だと感じてもらえるでしょう。
しかし、
相手への理解が無く、混乱して使ったなら、押し付けられ感と共に、なんだか堅苦しい人だと感じられてしまいます。
決め手は相手に対する配慮であり、気づかいです。
自分が納得させたいから話しているのか?それとも相手の理解を促す為に話しているのか?
よく考える事で、「つまり」という口癖は化けます。