あなたはつい口癖で「えーっと」「えっと」といったキーワードを使ってしまう人ではないでしょうか?

 

そういう言葉遣いの癖にお困りなのかもしれませんね。

何故えーっとという言葉が出てしまうのか?また、えーっとを使う癖が会社や学校の面接等でどう影響されるのか?

そういった話題に触れていこうかと思います。

 

「えーっと」は、依存心の現れ

えーっとという言葉が飛び出てしまう心理には、依存心の強さが関係しています。

1人で行動しにくい、いわば依存心の高い人がよく使う口癖なのです。

 

自分の不安な気持ちを理解してほしい、自分の弱い部分を察してほしい…

そういった気持ちの表れが、無意識に「えーっと」というキーワードになって噴出している訳です。

 

会社でも、学校での発表会でも同じ事が言えます。

言ってる側は気づかないものなのですが、聞いてる側は「えーっと、が多い」「あー、が多い」と言った事に気づきます。

なので、何かの会話をする自分をカメラかマイクで記録して、どんな喋り方をしているのか?また、どんな喋り方の癖があるのか?と言った所を見てみると客観的に自分を眺める事が出来るようになります。

また、第三者はそういう場面を見た際に喋り方の特徴を指摘してあげるなんて事も出来ますね。

 

どうであれ、「えーっと」というキーワードには、自信の無さが隠れている事が解ります。

 

会話の間に来る”沈黙”が怖くて穴埋めするのにえーっとを使う。

会話をするに当たり、よほど気ごころ知れた中でもない限り沈黙の瞬間は怖い物です。

 

さっきまで会話が続いていたのに、いきなり会話がストップする。

そのストップした時間の静寂・妙な空気、そういったものは精神的に不快に感じます。

 

そんな時に使えるのがこのえーっとです。

一応音声を発して、新しい話題を考え出す時間を稼ごうとしている訳です。

本心はそういう空気に耐えられていない事からえーっとと言う言葉が発されているのです。

 

例えば人付き合いであっても、多少間が空いたからと言って人間関係が壊れる事なんて無いです。

空白の時間が出来るだけで人間関係が崩壊するなんてことはないのですから、そこは恐れる事は無いです。

 

他人は「えーっと」をどのように解釈するか

誰かと会談をする際、この「えーっと」というキーワードを使ってしまったという事が気がかりになるかと思います。

何だか優柔不断な感じがしますし、自信の無さが相手に伝わりそうな気もしますしね。

 

結論から言うと、えーっとを連呼することで相手は2つの印象を持ちます。

  • 「慣れていない」という印象。
  • 「練習してきていない」という印象。

以上2つです。

 

慣れない会話をするとなると、どうしても上手に話しにくくなってしまいます。

また、それを克服する為に練習を挟み込むことで改善する事が出来るはずですが、あまりにも「えーっと」が多ければ、当然練習不足を疑われてしまいます。

 

 

 

次に、えーっとが出る理由と解決法です。

 

えーっとが出る理由は、主に2つ。

  • 脳が会話に追い付いていない事
  • 極度に緊張している事

ですね。

 

脳が会話に追いつかなければ当然の事ながら会話が詰まってしまいます。

会話に詰まり始めて来れば、当然の事ながら「えーっと」や、「えー」と言った言葉で場を持たそうと考えてしまう物なのです。

 

また、沈黙というのは誰しもが苦手とするものです。

だから「えーっと」等の言葉で茶を濁そうとする訳です。

これは人間に生まれつき備わった心理の1つですから、気にする事はないですよ。

 

それと、人はそこまで「えーっと」「あー」「うーん」と言った言葉を聞いていません。

数多くの人と付き合っていれば、普遍的に聞く言葉ですからね。

ですから、常識の範疇内であれば、そんなに気にする必要はないのです。

 

ただし、余りにも多く「えーっと」が出るのは危険です。

何故なら度が過ぎれば意思疎通に問題があると思われます、また、準備や練習をしていないと感じられてしまうからです。

意思疎通能力の無さと、怠惰さを疑われます。

 

なので緊張しすぎないよう、事前に言うべき事伝えるべき事を纏めておく、対話の練習をするという対策を練る事が出来ます。

 

 

また、極度に緊張している場合もこのえーっとが連呼されることになります。

空回りをして混乱していると捉えられるのです。

 

解決法は簡単。

えーっとの代わりに静かに黙ってしまう事です。

言葉が浮かなない時は、黙って考えて答えを簡潔に述べると言う事です。

 

少なくともえーっとの連呼は相手の心証が悪い。

ですが黙って静かに思考を巡らせてから、簡潔に答えを述べられる人であればどうでしょう?

利口なイメージ、落ち着きがある人のイメージが付きます。

 

話を纏めます。

  • えーっとを連呼してしまうなら練習・予行を行う事で改善できる。
  • えーっとの代わりに沈黙を挟む。

この2つが、他人から見たえーっとを使ってしまう人の対策でした。

 

まとめ

  • 「えーっと」は依存心の現れ。
  • 会話の穴埋めの為にえーっとを使う事もある。
  • 他人はえーっとを余り気にしない。
  • ただし、えーっとは連呼しても良いものではない。

ですね。

 

えーっとを何度も何度も連呼する人を見た事がありますが、その人からは何か自信が無さそうな感じが漂ってきます。

どうであれ、あまりポジティブなイメージを沸かせる言葉ではないのですから、連呼する事は避ける方が良いです。