「あの人は自分の責任を棚上げして怒りをぶつけて来る。理不尽だ!」

「他人にばかり責めるあの人は、一体何者なのだろう?」

と、他人を攻める人というのは職場でも家庭でも何処にでもいるものですよね。

 

今回は、そんな「人を責めてしまう人」の心理と特徴を述べていこうかとおもいます。

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人を攻める人の心理

人を攻める人の心理とは一体なんなのでしょう?

怒りの矛先を他人に向ける事で、自分の中のストレス解消を図ろうとする行為が、「人を攻める」という行為の原動力です。

 

ストレス(フラストレーション)解消法は、3種類ある

そもそもストレスの解消方法は、大まかに分けて3種類に分ける事が可能です。

  • 外罰型…自分以外の人物に、ストレスを吐き出すことで精神の安定を図る。
  • 内罰型…自分自身にストレスをぶつける。
  • 無罰型…特に何かを罰そうとせずに、受け流す。

何かのフラストレーションが心の中で起きると、この3種類のうちどれかの反応が起きるのです。

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他人を攻め立てるのは、「外罰型」

そして、”他人を責める人”というのは、それらのうち、外罰型に相当していると言えましょう。

 

この手の方は、

仕事にミスが見つかった時に、相手を攻め始めてしまいます。

仕事が遅れた時も、相手のせいだと非難します。

何かの意思疎通がちゃんと測れていないときもまた同じです。

 

どのような形であれ相手を攻め立ててしまうのです。

 

攻める側は、自分の中に溜まった怒りを発散すべく人に当たる訳なのですが、当たられた側はたまったものではありませんよね。

何せ、当たられた側は理不尽な気持ちになりますし、同じように起こりたい気持ちになってしまいますから。

 

人を攻める人の特徴

続いては、人を攻める人の特徴を述べていこうかと思います。

 

自分のミスを棚に上げて人を避難する。

人を攻める人は、自分のミスを素直に認める事はしません。

ミスを犯した→ストレスがたまった→他人で晴らそう

という流れが、構築されているからです。

 

これに関して、人を攻める側の人間は自分に過失があったかどうか?と言う部分を加味してせめてません。

あくまでも、自分の中のフラストレーションの回復が目的です。

 

“触らぬ神に祟り無し”、な扱いを受けている。

他人を攻めてしまう方は、人間関係の構築が中々難しくなります。

 

何故かと言えば、他人にすぐ当たる性格が祟って、良好な人間関係を構築しにくくなってしまうからです。

 

その怒りが、例えば正統な物であったりすれば怒られても致し方ない…という気持ちになりますが、外部の人間に向けて、自身の心の中にあるフラストレーションをぶち撒けられたとすればたまったものではないですからね。

「何故、わたしがこんな叱責を受けねばならないのだ…」

「理不尽だ…!」

周辺を、そのような気持ちに落としてしまっているのでは、そのうち付き合ってくれる人も離れていってしまいます。

 

些細な部分を指摘する。

他人を攻める人は、他人のあら捜しが上手と言えますね。

 

何故かと言うと、他人に怒りをぶつける為には、「怒る理由をこじつけないといけないから」です。

 

何の理由もなく、

「イライラしたから怒鳴らせろ」と、言う人は中々珍しいです。

大人になれば、体裁というものが気になってしまいます。子供のように自由奔放に感情爆発をさせたりしません。

だから怒る理由を探すのです。

その起こる理由探しの為に、あら捜しが始まります。

 

反省はしても、伝えられない。

他人を責めるまではいいですが、その後の反省は中々の難しいものとなってきます。

時間がたつと大抵の人間は、冷静さを取り戻し、

  • 自分は何をしてしまったのか?
  • もしかして相手は傷ついたのではないか?

と、自分を振り返る瞬間が訪れます。

 

ですが、自分から理不尽に相手に突っかかってしまったともなれば、中々謝りにくくなりますよね。

だから反省はしても、責め立ててしまった人に面と向かって謝る事が難しくなるのです。

 

仮に、謝る事が出来ていたとすれば、

「あの人は怒りっぽい所もあるけど、根はいい人」

という評価に変えていく事も可能でしょう。

 

怒りを爆発させるた後は落ち着いている。

他人を攻める人は、攻める事でストレスの解消が出来ていますから、外部から見ている人が思っているより心の負担は少ない物になっています。

 

怒鳴る事で、フラストレーションを一気に消費しきり、怒り終わるころになると心の中のしこりが無くなっている状況になっているという事なのです。

 

普通な人が、他人を攻める人を見ると、

「あんな風に人をせめるのだから、内心よくない気分なんだろう…」

「あのように怒り散らすことが多いと言う事は、心の内部でまだ怒りをため込んでいるに違い無い…!」

と、考えられそうですが、実はそうである事は少なく、「1ストレス→1叱責」と、フラストレーションを右から左へ受け流す体制が出来ていますから、実は普段のストレスは少なかったりします、

 

まとめ

他人を攻める人の心理は、

外部の人間に当たる事で解消する、「外罰型」の性格によって、説明される。

と言う事に加え、他人を攻める人の特徴として

 

  • 自分のミスを棚に上げて人を避難する。
  •  “触らぬ神に祟り無し”、な扱いを受けている。
  •  些細な部分を指摘する。
  • 反省はしても、伝えられない。
  • 怒りを爆発させるた後は落ち着いている。

という特徴があると述べさせていただきました。

 

他人を責めるという行為は、責めを受けた人間にとっては大きな精神的負担になります。

「他人に変われ」といって人間は変わるものではないのですから、距離を置く、対等に見ない、と言った対応をする事で多少でも精神的な負担が減ると思います。

 

また、ここで聞いた話を覚えておけば、「相手はフラストレーションを外部に吐き出すことで解消している」という事を思い出せ、原因が解るため、精神的負担は減るのことでしょう。

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