学校から一本の電話がかかって来る。

「○○さんですね?実はお子さんの件で連絡したい事があり電話したのですが…」

お遊戯会や授業中に、子供がふざけてしまい周囲に迷惑をかけてしまっていたて、それで家に電話連絡が来て謝るハメに…こんな経験をされているお母さん・お父さんは案外多いのではないでしょうか?

 

今回はそんな子供の心理や、対処法等を述べていこうかと思います。

 

ふざける子供の心理とは?

寂しがっている・自分を認めてほしいと思っている

ふざける子供の心理とは何でしょうか?

それは、寂しがっている・自分を認めて欲しいと思っている事だと言えます。

 

この子の心情を更に別の言い方で表現すれば、

  • 自分が理解されていないと思っている。
  • 親や友達から信頼を受けていないと思っている。
  • 今やっている何かについていけないと感じていて、それに対してSOSを発している。

と言った事が言えますね。

 

要するに、目立つ事で自分の心のうちを理解してほしいと思っている訳です。

別にふざけたくてふざけている訳ではないのです。

自分を目立たせる事で、相手に自分を理解してもらおうと必死になっている訳です。

 

これは例えば、子供の成績が芳しくなく付いていけない何かがあるとか、親自身が子供を受け入れられずにいるとか、そういった要因があるせいでSOSを発しているのです。

 

なので、この手の子に対しては、叱ったり怒ったりするような教育方針をしてしまうのは見当違いであると言えますね。

 

まず子供は、何か目立つ事で自分に関心を引こうとしているという事を理解しないといけません。

そして、子供に誠実な関心を向けて相手の気持ちを受け入れて上げないといけませんね。

 

なので親はそのSOSにちゃんと応えて上げる事が大事になるんです。

 

自分を守ろうとする防衛反応である事も多々ある

ヘラヘラする事の効果は、周囲や自分を落ち着かせる事です。

子供は自分の心をふざける事で落ち着かせているという面もまた、あるのです。

 

今まではその場で泣くか、親の足元にすり寄って来ると言った反応を子供が見せていたとしても、それはいずれしなくなり最終的に子供は自律的に自分を律するようになるのです。

その反応の1つが、ふざける事なのです。

誰にも頼らず自分の心を安定化させています。

 

まずは話をちゃんと聞く

ふざける子供への対処は、まず話をちゃんと聞いてあげる事ではないでしょうか?

一体なにが不満なのか?どんな状況に子供が置かれているのか?その部分を見てあげる必要があります。

 

例えば小学校の文化発表会で何か発表する事があったとしましょう。

自分の出番が来たときに、明らかにふざけた動きで演劇をやったとすれば、親は親でそれはもう凄くうんざりさせられるかと思います。

 

演劇が終わり子供と面会をする際に親は子供に何を聞くべきか?

まず、子供に何故そのような動きをしたのかストレートに聞く事が大事でしょう。

そうして聞き込みを行い、不安・不満になっている点をちゃんと聞いてあげるのです。

 

そうするだけでも、子供は「自分は理解されているんだ」と感じて安心します。

 

そして、次に子供が何かイベントに出る時や、学校での生活で活躍をする事を期待してあげます。

 

怒ると子供はこうなる

怒る事で一時はふざけるのを辞めてくれるかもしれませんね。

 

しかし、怒る事で子供は「自分を理解してくれていない!」と憤った気持ちを持つ事になります。

結果、子供はふてくされるようになるか、下手すればもっとふざけるようになります。

 

原因は、子供の思いと親の指導や思想のズレです。

子供は「自分を理解してほしい」と思ってふざけているのに対して、

親は「子供にこう育ってほしい」と思って叱ります。

お互いの考えや目的がずれています。

 

なので、自分を理解してもらえない事を反抗心を持って、抗議するのです。

だから叱れば叱る程に、どんどんおふざけが酷くなる一方になるんです。

 

叱っても怒っても何しても、子供がおふざけを辞めてくれないor悪化した時は、子供と自分のこれまでの向き合い方を変えてみる事が大事になってきますね。

怒って相手を変えようとするのではなくて、親が子供を理解するという事が重要になります。

 

まとめ

子供がふざける時というのは、子供がSOSを発している時だと述べさせていただきました。

まず最初にやるべきことは、子供を理解する事であり、そして子供を”受け止めてあげる事”です。

 

子供は自分を理解されたがっているのですがら、その欲求から解決してあげないと、子供はそのおふざけを続けてしまいます。

 

まずは、子供を理解しようとしてみてください。