会社組織に勤めていると、まれに嫌いになってしまう部下が現れるかと思います。
あなたが生理的に嫌いとかそういう問題ではなく、素行に問題を抱えた部下が一人か二人いると思うのです。
「ここは会社なのに、なんで私語を慎まないんだろう?」
「あまりにも馴れ馴れしすぎやしないだろうか?」
「口先だけは本当に達者だなぁ…」
こう思う人は多い事でしょう。
今回は、部下を嫌いになってしまう行動を何パターンか紹介したいと思います。
部下を嫌いになる態度・行動
馴れ馴れしすぎる
TPOわきまえない行動を取ってくる部下に対して好意を抱く上司はいないですよね。
この手の部下は、会社の風紀を乱してしまいまいますし、周囲の人間のやる気を削いでしまうのが特徴といえます。
例えば、上司と部下のあるべき関係を守らずに、タメ口で上司に話しかけるとか、私服で会社にやってくるとか、そういった自宅と会社の見極めがついていないかのような行動を取る部下に対して、到底好意は抱けないものです。
上司も、この tpo をわきまえない行動には内心ヒヤッとさせられてしまうと思います。
自分の査定にも効いてくるでしょうし、自分の会社のイメージを他の会社の人に変に思われてはたまったものではありませんからね。
言われた事をこなせない
言われた仕事をちゃんとこなすことができない人は、上司にとって悩みの種になってしまうことでしょう。
させようと思った役割分担が、できていないわけですから会社の、しいては、組織の運営に悪影響が出ます。
例えば簡単なお仕事で書類を用意しておいてねとか、お茶汲みお願いねとか、そういった簡単なお願いをするまでは良いのですが、それを実際にやらせてみると、問題が出る訳です。
例えば書類に抜け落ちがあったとか、 お茶の出し方に問題があって取引先の方にマナーの悪い対応をしてしまったとか、そういうことをすると、 上司的にはその部下をもっと基礎的なところから、育て直さなくてはならないという手間がかかってしまいます。
また今後、その部下に仕事を任せることができなくなりまし、その部下に対しての信用も、いつまでたっても向上しないことでしょう。
私語が多い
私語が多いということは、周囲の人間の集中力を削ぎ落としてしまうということです。
会社組織の運営に遠まわしに悪影響を及ぼしてしまうタイプといえましょう。
例えば何か集中的に仕事をこなさればならないといった状況に置かれている時に、私語をペラペラペラペラと喋っているような部下が一人でもいると、その部下に集中力やエネルギーを持って行かれてしまいます。
するとどうなるか?効率が落ちます。
そして効率が落ちることでやる気が落ちて、部署全体の空気が悪くなって言ってしまうのです。
まさに、負の悪循環ということができますね。
上司的にはそんな空気を作りたいだなんて当然を持っていないでしょうから、そういった私語を慎まないような部下が来てしまうと頭を抱えてしまうものなのです。
ちょっとしたことですぐに「訴える!」「セクハラだ!」と叫ぶ
ちょっとしたことで、訴えるんだとか、セクハラだと叫ぶような人というのは、正直もう何も指導できなくなってしまうと思います。
理由は、話しかけることや注意することが自分にとってリスクになってしまうからです。
例えば何かのミスをしでかしてしまった部下に対して、これはこうすればいいんだよかとか、こういうミスをしないためにはどうすればいいかと言ったことを指導したとしましょう。
そうした時ヒステリックを起こしたが如く、セクハラだ!パワハラだ!訴えてやる!、などと叫ばれようものなら言い返す言葉がなくなってしまうのです。
上司だって人間ですから、リスクというものを怖がります。
自分が会社員としての座を失うようなことになりたくないと考えるのが自然です。
ですからそう言ったキーワードで、言い返されてしまおうものなら、何も言い返せなくなってしまう人は多くなるのではないでしょうか。
そんなことをされては、その人を嫌いになるのも当然といえましょう。
文句だけは一人前
饒舌さというのは時に人に嫌われる要素になります。
例えば文句とか嘘とか、そういったものだけが非常に切れてる時、その使い様によっては嫌われます。
何か仕事を任せてみて失敗してしまったとか、同じく仕事を任せてみて損失を出してしまったとか、そういう時に素直に失敗を認めることが出来ずに、口先八丁手上手に言い逃れをするような部下がいるとします。
その場しのぎで、上手に言い逃れすることができるため評価を落とさずに済むのかもしれませんが、長い目で見て組織と自分に悪影響を及ぼしてしまうのです。
事実が伴っていないということは、絵空事ということですので、結果が言っていることとどんどんずれ込むことになります。
いずれ、そういった嘘がバレてしまうということです。
また、上司も上司で多くの人を見てきたかと思いますから、この口先八丁の上手い人間を見抜こうものなら、たちまちその人間のことを嫌ってしまうことでしょう。
長い目で見て自分達に悪影響を及ぼすことを理解しているからです。
上司を上司らしく扱わない
上下関係というものがちゃんと成立していないと、組織が組織として成り立たなくなってしまうと思います。
これはどんな組織に行っても同じです。
例えば上司に対して敬語を用いないとか、 報告や連絡や相談といったものを入れないとか、そういうことをしてしまうと組織が組織として回らなくなってしまうのです。
上司に限らず世の中は様々な人間関係があります。きっと上司を上司らしく取り扱わない部下は、会社の外部のお偉方に対してもとんでもないことをしてしまうことでしょう。
目の前の上下関係がめちゃくちゃになっているのですから、場所を変えても同じというわけです。
また、組織運営も、上下関係がしっかりしていない場所であるとちぐはぐになってしまうかと思います。
投資銀行のような完全な実力主義社会で上司と部下がコロコロ入れ替わるような環境でもなければ、普通は年長者が会社を運営しているはずです。
その人は長年の経験や、実力が蓄積しているわけですから、まず最初は自分の直属の上司を大事にして、学び終えて行った方が良いと考えるのが自然ではないでしょうか?
まとめ
纏めますと、
- 馴れ馴れしすぎる
- 言われた事をこなせない
- 私語が多い
- ちょっとしたことですぐに「訴える!」「セクハラだ!」と叫ぶ
- 文句だけは一人前
- 上司を上司らしく扱わない
ですね。
身も蓋もない方になりますが、かなり常識的な話をしたと思います。
そんな常識を守ることが出来ていないような人も一定数出るということです。
改めて、当たり前の常識を守れるような上下関係を築き上げていきたいと感じますね。
あなたの人生の一助となれば幸いです。