「サイコパスってもしかしたら遺伝するの?」
「サイコパスな子供ってどんな子なんだろう?」
こういった悩みをお持ちでは無いですか?
この記事では、サイコパスな子供の性格や、行動について述べています。
一見魅力的だけど、考えは破綻そのものと言えるこのサイコパスな子供の特徴・遺伝についてまとめました。
サイコパスな性格は子供に遺伝するの?
サイコパスに限った話ですが、実は遺伝するのではないか?
と、言われています。
犯罪心理学でサイコパスに分類されるような子どもの場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。しかもその環境は、子育てではなく友だち関係のような「非共有環境」の影響とされた。
引用元:http://www.dailyshincho.jp/article/2016/05120520/?all=1
なお、反社会的な動きをする子供の性格の構成要因の7割は環境、そして残り3割が家庭環境です。
サイコパスと定義される人材だけ抽出して考えると8割が遺伝ではないか?と言うデータが出ているのです。
自分の婚約者(もしくは自分自身)が、サイコパスな気質を持っている方であったなら、もしかして自分の子もサイコパスになるのではないか?と不安な気持ちにさせられるものだと思います。
お気持ちは解りますが、まずは落ち着いてください。
自分の子供がサイコパスであるかどうか正確な判断は簡単に下せませんから、しかるべき医療機関に出向いて判断をしていただくのが良いでしょう。
仮にサイコパスであったとしても、事件を起こさないように取り計らう事は可能なはずですから、あくまで冷静さを欠かずに、なにか打てる手は無いか?事前に事故が起きないようにする工夫は無いか?と、考えてみると良いです。
サイコパスな子供の特徴とは?
サイコパスな子供の特徴を見て、子供がサイコパスかどうかの確認に使ってみてください!
サイコパスな子供の特徴1:共感力が希薄
サイコパスは他人の気持ちを理解する能力に著しく欠如しています。
なので、例えば「○○って映画、感動するよねぇ~」と話しかけられても、「あ…うん。」と、平返事を返すことしかできなくなるのです。
共感する気持ちは普通な人であればだれもが持っていますが、サイコパスな子供は「なぜ気持ちが揺れ動いたのか?」という事への理解がいつまでも無いのです。
他人が、楽しそうにしていても、傷ついていても、いじめられていても、哀愁に浸っていてもイマイチ、ピンと来ないのがサイコパスの特徴と言えるでしょう。
サイコパスな子供の特徴2:責任を取るという意識が皆無
通常な人間なら、やっていい事とやってはいけない事の見極めが出来ている物かと思います。
所がサイコパスな人は、それが出来ません。
責任を取るという考え方がそもそも無いのです。
念頭にあるのは、「それ、自分の利益になるの?」とか、「あの人をああ動かせば僕はこうなれる」みたいな、自分優位な考えなのです。
まるで事務処理をしているような感覚で、第三者に当たります。
普通な人間なら、「自分もそういう目に逢ったら辛いだろうし…」、とか、「他人にああ思われたらどうしよう…」みたいな考えが浮かぶのですが、サイコパスな子供はその良心が働きません。
結果使い捨てたとか、仕事を投げっぱなしにしたとか、突然連絡を絶ったとか、そんな感じの行動を次々に取るのです。
これらの動きから総じて、サイコパスな子供は責任能力が無く見えて来るのです。
サイコパスな子供の特徴3:罪悪感の欠如がいつまでも続く
子供も、5~6歳くらいになって来ると、罪悪感という感情を抱くようになっていきます。
「悪い事をしたなぁ…」とうしろめたさを感じ、やった事に対して心にしこりを残すのがこの罪悪感なのですが、サイコパスな子供にはそれが待てど暮らせど発達しません。
感情が抜け、相手の人間に利用価値があるかどうか?に着眼点が置かれます。
ですから、当人に悪気はないのですが「利用した」と、とられるようなニュアンスの行動をしれっと取ってしまうのです。
常人であれば、「他人を利用する」というのには多少なりともうしろめたさを感じるかと思いますが、サイコパスな子供は他の子供を文字通り、「道具」と並列に、気楽に利用します。
そこには、愛着や愛情は無くただ有用か?無用か?という判断があるのみです。
罪悪感が欠如しているからこそ取れる行動だと言えますね。
サイコパスな子供の特徴4:自己中心的
サイコパスは自分を中心に世界が回っているという前提で、人と付き合います。
共存共栄では無く、自分の為に世界や人があるという感覚です。
サイコパスな子供も「他人からの評価は一切気にならない」という考えの元で動きます。
また、「目的達成の為なら、他人も道具」と考えます。
なので、他の人から見ると自己中心的な人に見えてしまう事でしょう。
サイコパスの活きる道
ただこの性質は良い方向にも出る事があり、株取引とか、会社の社長とか、営業マンとか、利害関係がある、心理的な圧迫がある、と言った性質のある業界においては有利な性格となります。
もちろん、サイコパス的やり方をやり続けたらいずれその業界から”干されてしまう”でしょうけれど、性格や行動面に改善を入れられれば、有利に戦える性格となってくれます。
子供時代からの矯正が大事になりますね。
サイコパスな子供の特徴5:魅力的な雰囲気がある
「どもり」「あがり症」という言葉があります。
これらは、「他人から悪く見られたらどうしよう…」という人間の感情が元になって、吐き出される感情です。
人間なら、例えば面接の時とか、好きな人を前にしたときにあがったり、どもったりしたと思いますが、サイコパスな子供はそんな時でも「一見魅力的」に感じさせる魔力を持っています。
ところで、サイコパスとはどんな人でしょう?
「他人の評価を一切気にしない」
「目的達成の為に人をモノ扱いする」
こういった性格があると述べましたね。
ともなれば、サイコパスに「対人恐怖」と言う概念は存在しません。
なので「効率的に仕事をこなす」のと似た要領で、「効率的に人を動かす」事に全エネルギーを集中できます。
そこに感情の揺れ動きや、恐怖心は存在しません。
冷徹な、利用意図しかないのです。
そんな余裕のある姿が、逆に魅力的に感じさせるのでしょう。
いつもの慣れた友人とお話しするがごとく、いい笑顔で人に接してきます。
でも心の底では、目の前の人間に利用価値を感じていて、上手い事自分の為に動いてもらう為の笑顔なのです。
まとめ
まず前提として、
- サイコパスな性格は子供に遺伝する。
と述べさせていただきました。
そして、
- 共感力が希薄
- 責任を取るという意識が皆無
- 罪悪感の欠如がいつまでも続く
- 自己中心的
- 魅力的な雰囲気がある
という特徴があります。
参考になれば幸いです。